まず、「現在形」という言葉について説明します。
「現在形」というのは「動詞の形の1つ」であり、文字通り、話の内容が「現在」であることを表す場合に使われる形のことです。
そして、「現在」というのは、「今」ということになるのですが、これには「現在時刻(仮に今が17時34分なら、17時34分のこと)」という短い意味の場合もあれば、「毎日」や「毎週」といった「日常」を広く捉える場合もあります。
英語において「現在」と言った場合、「現在時刻」と「日常」のどちらの解釈にもなり得ます。
それは、話の内容や動詞の種類によって異なりますので、その都度判断する必要があります。
さて、「話の内容」が「現在」であることを表したい場合、動詞の形は「現在形」という形になります。
「一般動詞の現在形」は、基本的には「原形と同じ形」です。
「原形」というのは「元々の形」のことです。
そして、「一般動詞の現在形」を使った肯定文は、「主語」の次に「一般動詞の原形」を置いた形となります。
例1: I speak Japanese .「私は日本語を話します。」
私は 話す 日本語
この文での「speak」は「現在形」となります。
「現在形」ですが、この文では「原形と同じ形」で使われている、ということになります。
一般動詞の現在形は、主に「日常」を表す場合に使われますが、動詞そのものが「状態」を表すような場合には、「現在時刻」のことを表すこともできます。
例2: I have a book. 「私は本を持っています。」
私は 持っている 本
この文の「have」も現在形であり、「原形と同じ形」となっています。
この文では、「have」は「持っている」という状態を表す動詞ですので、「現在時刻」のことを表して「今、私は本を持っている」ということを表しているのです。
例1の文では、「話す」という動詞が「動作」を表しますので、「私は、今この瞬間に日本語を話します」という「現在時刻」の意味を表しているのではなく、「日常的に、普段、私は日本語を話します」という意味になるのです。
まあ、「現在時刻」と「日常」のどちらも「現在」と言えますので、この辺りの理解はまだ完全でなくても大丈夫です。
次回は「日常」を表す場合の一般動詞と一緒によく使われる言葉について説明します。
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