まずおさらいから。
「現在」という考え方は、「現在時刻」という狭い意味での現在と、「日常」という広い意味での現在」の2通りがあります。
英語における「現在」は、「現在時刻」と「日常」のどちらにも使われます。
さて、一般動詞を使った「疑問文」を作る際に、話の内容が「現在」となっている時には、以下のような順番で言葉を並べていくというルールがあります。
まず、文頭(文の先頭)には「Do(発音:【dúː】ドゥー)」を置きます。ただし、「三単現」の条件が揃っている場合には「Do」の代わりに「Does(発音:【dʌ́z】ダズ)」を置きます。
次に、「主語」を置きます。
その次に、「一般動詞の原形」を置きます。三単現の条件が揃っていても、ここは「原形」の形にします。
そして、文の最後に「ピリオド(.)」ではなく「クエスチョンマーク(?)」を置けば、現在を表す一般動詞の疑問文が完成します!
例1:
【肯定文】 They play soccer every day .
(→この文では三単現の条件が揃っていないので「play」は原形と同じ形の「現在形」となっている。)
【疑問文】 Do they play soccer every day ?
(→この文の「play」は「原形」)
例2:
【肯定文】 Sam plays soccer every day .
(→この文では三単現の条件が揃っているので「play」は原形の語尾に「-s」がついた形の「現在形」となっている。)
【疑問文】 Does Sam play soccer every day ?
(→この文の「play」は「原形」)
つまり、「肯定文」においては、一般動詞の現在形には「原形と同じ形」と「原形の語尾に『-s』や『-es』がついた形」の2通りがありますが、「疑問文」では、一般動詞の部分は常に「原形」となるということです。
その代わり、疑問文の先頭に置かれる言葉が「Do」となるか「Does」となるかは、三単現の条件が揃っていない、あるいは揃っている、ということによって区別しなくてはなりません。
さて、次回は「一般動詞の疑問文」に対する返答の仕方について説明します。