「一般動詞」だけでなく、「be動詞」にも「過去形」という形が存在します。
「be動詞」ならば、「am」や「is」や「are」が「現在形」で、「was」と「were」が「過去形」です。
また、「一般動詞」ならば、1つ1つの動詞に「現在形」と「過去形」があります。
「have」の過去形は「had」、「live」の過去形は「lived」、「speak」の過去形は「spoke」という具合です。
一般動詞はたくさんありますので、1つ1つの動詞の「過去形」がどのような形であるのか、それぞれ覚えていく必要があります。
なので、「動詞の変化」を一覧にしたリストを使って、1つ1つの動詞の変化の仕方を覚えていくと良いのですが、その時に、もう1つ、「過去分詞」という形も一緒に覚えてしまうことをおすすめします。
一般動詞の過去形について初めて学ぶのは、普通の公立中学校であれば1年生の終わり頃だろうと思います。
この時にはまだ「過去形」だけを覚えておけば良いかもしれませんが、2年生の終わり頃になると「受動態」という文法項目が出てきて、そこで「過去分詞」という形も学ぶ必要が出てきます。
そこで、どうせ「過去形」について学ぶのならば、一緒に「過去分詞」も覚えてしまうと良い、ということです。
be動詞は例外ですが、一般動詞の「現在形」は、基本的には「原形と同じ形」です。(ただし、三単現の条件が揃った場合の「現在形」は、「語尾に『-s』や『-es』がついた形となります。)
まあとにかく、「原形」と「現在形」は同じ形である、と思ってしまって結構です。
そして、「原形」を基本の形として、そこから「過去形」へと変化するのですが、さらにそこから「過去分詞」までの3段階で覚えると良いでしょう。
例えば、「eat(食べる)」という動詞ならば、「eat(原形)→ ate(過去形)→ eaten(過去分詞)」のように変化していきます。
「talk(話す)」ならば「talk(原形)→ talked(過去形)→ talked(過去分詞)」のようになります。
「過去形」と「過去分詞」の形がどちらも「原形の語尾に『-ed』や『-d』がついた形」となっている場合、その動詞は「規則変化の動詞」であると言えます。
逆に、語尾に『-ed』や『-d』がつくのではなく、「eat→ate→eaten」のように独自の変化をする動詞は「不規則変化の動詞」であると言えます。
「規則変化」であっても「不規則変化」であっても、動詞の変化の一覧表を見て勉強する時は、是非「声」に出しながら、リズム良く発音して覚えていくと良いでしょう。
「過去分詞」がどういうものなのか、という点については今はまだよく分かっていなくても大丈夫です。
「過去形」のついでに「過去分詞」という形があるんだな、という程度のイメージを持っていれば十分でしょう。
さて、次回は「一般動詞」を使って「過去を表す疑問文」を作る場合について説明します。
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