「許可する」は、英語では「permit」「allow」「let」「admit」などの言葉で表現されます。

 

「permit」は、 主に「団体」や「組織」などが主語となって、その「規則」に則って(のっとって)公式に何かを「許可する」という場合に使われます。よって「permit」は公的な文書などでよく見かけられます。会社や医者などから「公的な許可を得る」と言いたい場合には、「permit」の名詞形の「permission」が使われます。

「allow」は、 「permit」と似たように使われますが、公式な話だけでなく、「日常的な話」においても使われる言葉です。「親が子供の外出を許可する」や「子供たちがここで遊ぶのを許可する」のように、「正当性を認めた上で許可する」や「監視下に置きながらも許す」という意味で使われます。

let」も「日常的な話」でよく使われる語ですが、これは「好きなようにさせる」や「やりたいようにやらせる」など、「放任」のイメージを含んで「許可する」という場合に使われます。上述の「allow」は「放任」ではなく「監視下」のイメージを持つので、「自由奔放」の意味合いを含む場合は「allow」ではなく「let」が使われます。また、「動作」に対して「〜することを許可する」と言いたい場合、「let」は「目的語+動詞の原形(=原形不定詞)」という形で後ろに続きますが、「allow」は「目的語+to不定詞」という形で後ろに続きます。

admit」は、通常「入場することを許可する」という意味で使われます。これの名詞形の「admission」は「入場」や「入場料」といった意味となります。