「着く」は、英語では「arrive」「get」「reach」などのように表現されます。

 

「arrive」は、「自動詞」として機能し、「到着する」の意で一般的に使われる語ですが、やや堅い表現とも言えます。自動詞なので、「到着地」を表す言葉を後ろに置きたい場合には「at」などの前置詞を到着地の前につける必要があります。「arrive」は、主に「平面的な移動」の場合に使われる傾向があります。

 

「get」にはたくさんの意味がありますが、「到達する」の意の場合は「自動詞」として機能します。元々「get」は「〜の状態になる」「〜に達する」という意味を持つので、空間的に「〜に到達する」という意味から「到着する」の意になったものと言えます。「到着地」について述べたい場合には、「get」の後ろに「to+到着地」が置かれるか、あるいは「here」や「there」などの副詞が置かれます。「到着地」を述べず、単に「到着する」と言いたい場合には「get in」と表現されます。「着く」の意の「get」は、「arrive」に比べてやや口語的で、くだけた印象の表現となります。

 

「reach」は、 「arrive」や「get」と違って「他動詞」として機能し、「届く」という意味から転じて「なんとか、苦労の末に辿り着く」の意を表すようになりました。「他動詞」として機能するので、「到着地」を表す言葉を目的語として「reachのすぐ後ろ」に置くことができます。この表現は「arrive at+到着地」や「get to+到着地」よりもさらに堅い表現とされています。