「弁護士」は、英語では「lawyer」「counselor」「attorney」「barrister」「solicitor」のように表現されます。これらは「米国」と「英国」で表現が異なります。

 

まず、米国では、法廷に立って「代理弁護」を行う弁護士を「counselor」と呼び、法廷には立たないが法律関係の事務的な業務を行う弁護士を「attorney」と呼びます。多くの弁護士の名刺や事務所の看板には「attorney-at-law」と書かれています。

米国では、同じ1人の弁護士が、「counselor」と「attorney」の業務を兼ねることが多いとされています。

 

次に、英国では、法廷に立つ弁護士を「barrister」と呼び、法廷に立たないが法律関係の事務的な業務を行う弁護士を「solicitor」と呼びます。米国と異なり、両者は「別々の人間」であることが多いようです。

 

そして、「lawyer」は、上記の全ての弁護士をひっくるめて、一般的に「法律関係の専門家」の意で使われます。日常的には「lawyer」という言葉がよく使われます。