「店」は、英語では「shop」「store」のように表現されます。

 

「shop」は、元々は「英式」の表現で、昔ながらの小さい店のことです。雰囲気としては、職人がいて、単に商品を販売するだけでなく、商品を作ったり、または修理したりするようなイメージです。

 

「store」は、元々は「米式」の表現で、職人がいるような小さな店ではなく、商品を大量に仕入れ、陳列して売る、という大型店を指します。

 

元々「shop」では、商品を「作る」「蓄える」「売る」「修理する」という全てを行っていました。ところが、大量生産、大量消費の時代がやって来るにつれて、作る場所は「大きな工場」となり、「蓄える」と「売る」は別の場所で行われるようになりました。

そして、「蓄える」という意味の「store」という言葉がそのまま「蓄える場所=店」の意として使われるようになり、それが一般的になったとされています。

 

従って、「shop」は「小型の専門店」であり、「store」は「大型の量販店」というように区別されるのが基本的なイメージなのですが、米国では、やや小さめの小売業でも「store」という言葉が好んで使われる傾向があります。