「これ以上〜ない」は、英語では「no more」「not 〜 anymore」「no longer」「not 〜 any longer」のように表現されます。

「no」という言葉はそもそも「not 〜 any」と同じ意味を持ちますので、
「no more」と「not 〜 anymore」は同じ意味となり、同様に
「no longer」と「not 〜 any longer」は同じ意味となります。

 

no more」と「not 〜 anymore」は、 「程度」や「量」について「これ以上〜ない」と述べる場合に使われ、「副詞」として機能する場合にはたいてい「文末(あるいは文の後ろの方)」に置かれます。

なお、「no more」は形容詞として機能し、後ろの名詞を修飾することもありますが、その場合は「これ以上の〜は…ない」のような日本語で表されます。

例1: I can eat no more.(≒ I cannot eat any more.)
「僕はこれ以上食べることはできない。」

例2: We will import no more coffee from that company.
(≒ We will not import any more coffee from that company.)
「我々はあの会社からこれ以上のコーヒーを輸入しないことにする。」

 

no longer」と「not 〜 any longer」は、「時間の長さ」をイメージしながら「これ以上〜ない」や「もはや〜ない」という意味で使われます。

「今までずっと〜してきたけれど、これ以上長くはやらない」や「これまでずっと〜だったけれど、もうこれから先は違う」といったことを述べる場合に「no longer」や「not 〜 any longer」が使われます。

「no longer」は、基本的に「副詞」として機能し、「文末(あるいは文の後ろの方)」に置かれますが、動詞を修飾する場合には「動詞の前」に置かれることもあります。

例3: He lives there no longer.
(≒ He no longer lives there.)
(≒ He does not live there any longer.)
「彼はもはやそこに住んでいない。」