「さっき」は、「just now」「a little while ago」「a short while ago」「some time ago」「(just) a few minutes ago」のように表現されます。
日本語の「さっき」という表現は1語ですが、英語では、これに対応する1つの単語は存在しません。このため、英語では、「さっき」を「今から少し前」と置き換えて表現しなくてはなりません。
「just now」は、「たった今」や「ついさっき」という意味で、通例「過去形」と共に使われ、文末に置かれます。
「a little while ago」、「a short while ago」、「some time ago」、「(just) a few minutes ago」などは、いずれも「短い時間」を表す言葉の後ろに「今から〜前」の意の「ago」がつくことで、結果として「今から短い時間だけ前に」という意味となった表現です。
「a little while」と「a short while」は、どちらも「ある長さの時間」の意の「a while」を使った表現です。「a while」に対して「little(少しの)」や「short(短い)」という言葉が添えられることで、「短い時間」が表されます。
「some time ago」の「some time」は、「ある程度の時間」という意味ですが、これは必ずしも「短い時間」とは限らず、人によっては「少し長め」に感じる時間を表すこともあります。
「(just) a few minutes ago」の「a few minutes」は、文字通り解釈すれば「2〜3分」ですが、通常は「正確に2〜3分」ということではなく、「とにかく短い時間」ということが表されます。「a few minutes」の部分は、「a few seconds」や「a few moments」などに置き換えられることもあります。