2016年6月より新しく変わった英検では、「英作文」の配点比重がかなり大きくなりました。

「英作文」の問題が入っているのは「1級」「準1級」「2級」の3つです。

合格のためには、この「英作文」の部分でしっかりと得点する必要があります。

「英作文」で点を取るためには、当然「正しい英語」を書けるようにする努力が必要となります。

「正しい英語」を書けるようにするのはそう簡単ではないかもしれませんが、ポイントを押さえて練習を積み重ねていけばきっとできるようになります。

今日は、どのようなポイントを押さえれば良いのかについてご紹介します。

 

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前回は、冒頭の「introduction」の部分について解説しました。

今回は「main body」の部分を見てみましょう。

与えられた「TOPIC」に対し、最初の「introduction」のところで、自分がその考えに「賛成」なのか「反対」なのかを明記します。

その後、「main body」では、「賛成」あるいは「反対」の「理由」を述べなくてはなりません。

1級では「3つ」の理由を、準1級と2級では「2つ」の理由を書きなさい、との指示があります。

それぞれの「理由」を考えるのは、日本語でも簡単ではありません。

短時間のうちに、「2つ」(1級なら「3つ」)の理由を考えなくてはなりません。

考え方としては、冒頭の「introduction」のところで「賛成」と「反対」のどちらかを選ぶかは、この「理由」として先に頭の中でまとまった方にすべきです。

ここでは「自分の本当の意見」はあまり重要ではありません。

単に英語の試験であり、自分の本当の意見を主張したところで、適切な英文構成ができなければ意味がありません。

つまり、与えられた「TOPIC」を読み、先に「2つ」の理由を考えてみて、うまくまとめられたところで「賛成」か「反対」かを選ぶということです。

ここで自分の本当の意見にこだわってしまうと、英文の構成が難しくなってしまう可能性があります。

 

さて、「2つ」の理由ですが、この2つがあまり似た内容とならないように注意しましょう。

問題の「TOPIC」の下にいくつかの「POINTS」が書かれており、そのいずれかを使用して2つの理由を思い浮かべていきます。

「POINTS」の中で、自分がきちんと理解できている言葉を選び、それらを使って「2つの理由」の構成を頭の中で作っていくのです。

ここまでの作業が頭の中でできたら、いよいよ書き出すことになります。

冒頭の「introduction」を書いたら、その下に「2つ」の理由を「1つずつの段落」にまとめて書きます。

各段落の最初の1行目をインデント(字下げ)して区別すれば良いでしょう。

それぞれの理由を書き出す際、段落の最初の書き出しは「Firstly, 」あるいは「Secondly,」のようにすると読みやすいですね。(1級の場合は「Thirdly,」も必要になります。)

 

さて、次回は「英文の書き方」に関する注意点をご紹介します。
どうぞお楽しみに!

 

<続く>

 


 

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