学校の勉強がある程度できて、成績もそれなりに良いという子ならば良いでしょう。

あるいは部活が好きで、楽しくて、自分から進んでやっているなら問題ないでしょう。

しかし、勉強が苦手で、あまり成績がよくない上に、部活をやりたくてやっているのではない、という状況は困ったものです。

部活を辞めたいのに辞めることができない、というのはどうしてでしょうか?

部活をしていないと、内申に響くとか、高校受験の際の推薦に響くとか、そういう「目に見えない脅し」に縛られてしまっているということもあるでしょう。

あるいは、一度始めた以上、「途中で辞めるのはどんなことでも良くない」という感覚があるのかもしれません。

はたまた、部活の顧問(教員)や先輩、そして同い年の仲間達に対して「自分が抜けてしまうのは悪いし、合わせる顔がなくなってしまう」という、人間関係の悪化を恐れている、ということもあります。

他にもあるかもしれませんが、これらの理由は、1つの見方としてはとても大事な観点だろうと思います。

しかしその一方で、部活に対してやる気はなく、勉強など他のことに時間をかけなくてはならないという状況において、部活を続けていくことが本当にプラスになるかどうかを考え直してみることも大事なことと言えます。

そもそも、うちのような英語教室、あるいは塾などに通うということは、「学力を高めたい」という気持ちがあるということだろうと思います。

ところが、教室に来ても宿題をやっていなかったり、疲れていて集中できなかったり、ということがよくあります。

学力を高めたくて英語教室などに通っているのに、部活に「時間」と「体力」と「精神力」を奪われてしまっているわけです。

物事の決断には「様々な観点」が必要となりますので、ある1つの考え方に偏ってしまうのも問題です。

「辞めない方が良い理由」にも、「辞めた方が良い理由」にも、どちらも「様々な観点」があってしかるべきです。

偏った考え方によって1つの答え(辞めるべきだ、あるいは辞めるべきではない、のどちらか)に決めつけるのではなく、まずは「様々な観点」で物事を考えていくことがとても大事です。

だからこうすれば良い、という明確な答えがあるわけではありませんが、大人達にできることは、子供達が偏った考え方にならないよう「様々な観点」を持つように導くことであり、さらには「やりたいこと・やりたくないこと」をしっかり自己主張できるように指導していくことだと思います。

部活を辞めたいのに辞めることができない、というのは、なんとも気の毒な話です。