つい最近、かの有名な映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のシリーズ3作がテレビ放映されたようで、ネット上でもちらほらこの映画関連の情報を見かけます。

私がこの映画を見たのが、中学1年生の頃だったと思うのですが、この映画を見たのがきっかけで、私は「マイケル・J・フォックス」という俳優を知りました。

そして、その後、中学2年生になってから、テレビ東京で「ファミリー・タイズ」というコメディードラマが放送されているのを知りました。

何気なくチャンネルを回してみたら、バック・トゥ・ザ・フューチャーで主役を演じていたマイケル・J・フォックスの姿が目に飛び込んできたのです。

「なんだこりゃ?」と思って見たら、それは映画ではなく、30分のドラマだったのです。

たまたま見たドラマでしたが、これが面白くて、テレビの前でゲラゲラ笑ってしまったのを覚えています。

私は一気にファミリー・タイズのファンになり、それ以降は、可能な限り全ての放送をビデオに撮り、何度も繰り返し見ました。

当時、私は「二カ国語放送」というものの存在を知らず、また、うちのテレビもビデオデッキも二カ国語放送には対応していませんでした。

当たり前のように、日本語に吹き替えされたものを見ていたのですが、そのうち私は、「ああ、本物の英語でこれがみたいな〜」と思うようになっていきました。

その後、しばらくして「二カ国語放送」の存在を知った私は、ラジカセなどを駆使して、ファミリー・タイズの放送を「英語」で見ることに成功しました。

ところが、今の地デジと違って、当時のテレビ放送には「日本語字幕」などというものはありません。

「英語だけ」で聞いても、何を言っているのか、ちっとも分からないのです。

それが悔しくて、悲しくて、私はそこから「この英語がちゃんと分かるようになりたい!」と思うようになったのです。

それから、高校に入ってから、私はアメリカに留学することになるのですが、そのきっかけとなったのは「ファミリー・タイズ」だったのです。

 

先週、急に懐かしくなってネットで検索していたら、ファミリー・タイズの「DVD」を発見しました。

早速購入し、その中の最初の1話だけ見てみました。

family_ties_dvd

 

 

 

 

 

 

 

 

あの、懐かしい「キートンファミリー」がそこにはいました!

アレックス、お父さんとお母さん、マロリー、ジェニファー、そしてスキッピー!

やっぱり面白い!

30年以上経っても、今も面白いと感じられるのは、私の思い出補正だけのせいではないように思います。

たぶん、脚本がとてもしっかりしていて、それになにより、役者さん達の演技がとても自然でうまいのでしょう。

英語としても、勉強になります。

大変ありがたいことに、「字幕」にも「英語」と「日本語」の両方があり、「英語字幕」で見れば、「あのセリフは何と言っていたのだろう?」という長年の謎も解けるのではないかと期待が高まります。

ああ、ファミリー・タイズ、また会えて嬉しいよ!

 

<おしまい>