日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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111:「シロップ」
ご存じ、かき氷にかけたり、ホットケーキにかけたりする「シロップ」。
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まず、スペルでは「syrup」と書かれますが、アメリカでは「sirup」と書かれることもあります。
これの発音記号は[sírəp]となるのですが、「sirup」のスペルの時には[sə́ːrəp]
前者は、カタカナで書くなら「スィラップ」という感じで、後者は「サァラップ」という感じです。
どちらの場合も、「rup」のスペルの部分は「ラップ」という感じなのですが、カタカナでハッキリ「ラップ」というのとも違っています。
「rup」は「r」のスペルですので、舌先を手前に引いて丸め、その状態で「喉からこもった音」を出しながら、舌先をどこにもつけないように少しずつ伸ばしていきます。
また「u」のスペルの「ア」というのは、少し喉がつっかかった感じで出すのですが、この単語の場合は前半の「sy」あるいは「si」の部分にアクセントがあります。
このため、発音記号としてはアクセントのない[ə]になっていますので、音としては弱く「ア」と発音します。
前半部分については、[sí]となっている場合は「スィ」とすれば良いでしょう。
一方、[sə́ːrəp]の方は、最初の[sə́ːr]で「サァ」という感じになるのですが、これは、最初の「サ」の時点から
「こもった音」にします。
個人的には、[sə́ːrəp]ではなく[sírəp]の方を使った方が無難だと思います。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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