日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
128:「キルト」

 

「キルト」という布製品がありますね。

私(久末)もよくは知りませんが、布の中に綿が入っていて、色々な装飾が施されたものを「キルト」と言います。

これは英語での発音は少し違ったものになります。

今日も正しい発音を一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「キルト」は、英語では「quilt」というスペルで書かれます。

発音記号で書くと、[kwílt]となります。

ご覧の通り、「w」の発音が含まれてきます。

日本語では、最初は「キ」となりますが、英語では、最初に「k」の音を「無声音」で発音します。

そして、「k」の空気の音を少し長めに発音したら、今度は「wi」という音、つまり、「ウィ」という音を出します。

「kウィ」の発音が上手にできたら、今度は「lt」の発音です。

 

まず、「l(エル)」の発音は、単独では少々難しい発音となります。

しかし、今回は「lt」という連続音なので、多少は楽でしょうか。

「l(エル)」の発音は、「舌先」を上あごの内側の「前歯から1センチあたり」のところにつけます。

この位置については「個人差」があり、ネイティブによっても説明がまちまちですので、およそその辺り、というようにご理解ください。

で、「l(エル)」の音は、その辺りに舌先をつけたまま、喉から「ウ〜」と音を出すのです。

気持ちとしては「ル」と言いたいところですが、舌先をつけっぱなしにしているので、「ウ」のように聞こえるのです。

ただし、決して「こもった音」にしてはいけません。

「こもらない音」として、舌先をつけたまま「ウ〜」と発音するのです。

そして、「l(エル)」の音を発音したら、そのまま「t」の音を発します。

「t」の音は、舌先をつけたまま状態から、軽くはじくように「トゥ」という音を出すのですが、この音は「無声音」になります。

というわけで、「l」から「t」へ移る際には「舌先はつけっぱなし」ということになります。

「l(エル)」が終わったところで、日本語の「ル」というような音にならないよう、舌先を離さないように気をつけましょう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。