日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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129:「パンツ」

 

下半身用の下着のことを一般に「パンツ」と言いますね。

これは、英語では発音が違うというよりも、「意味」が全然違ってしまいます。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「下着」の意味での「パンツ」は、英語では「underware」と呼ばれます。

男性の「ブリーフ」や「トランクス」などをそれぞれ「brief(s)」や「boxer shorts」のように呼びますが、これらも原則的に「underware」という言葉に置き換えて構いません。

「underware」という言葉は、男性・女性に関係なく、「下着」の意味で幅広く使われます。

これの発音は[ʌ́ndərwèər]となり、最初の「ア」に第一アクセントが置かれ、後半はやや低め、弱めに発音されます。

カタカナで書くなら「アンダウェア」という感じです。最初の「ア」を強く、高く発音するようにしましょう。

 

では、日本語の「パンツ」という言葉を英語として使うとどのような意味になるのでしょうか?

英語には「pants」という言葉がありますが、これは「下着」ではなく「ズボン」の意味で使われます。

今では日本語でも「パンツ」という言葉が「ズボン」の意味を表すことがありますね。

ただ、同じ「パンツ」という言葉でも、「下着」の意味では「パ」が高く、「ンツ」が低くなり、「ズボン」の意味では、「パ」が低く、「ンツ」が高くなるように発音する、というように区別している人は多いようです。

英語における「pants」は、発音記号では[pǽnts]となり、一番最初の「パ」の部分にアクセントが置かれます。

「下着」の意味で「パンツ」とカタカナで発音すると、英語では「ズボン」の意味で解釈されてしまいますので、注意しましょう。

 

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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