日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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358:「トロフィー」

スポーツ、文化、芸術などの競技会やイベントで優秀な成績を残した個人や団体に送られる記念品(杯、盾、旗など)を「トロフィー」と言いますね。

これは、カタカナのまま発音しても、英語としては一発では通じにくい言葉です。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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「トロフィー」は、英語では「trophy」というスペルで書かれます。

「trophy」の発音記号は[tróufi]です。

最初の[t]は、カタカナで「ト」と発音するのではなく、「トゥ」という音を、声帯を震わせず、空気の音だけで「無声音」で発します。

そして、[t]で空気の音をきちんと出せたら、すぐに「R」の音で「ロ」と発します。この「ロ」の部分にアクセントが置かれるので、「tロ」という部分だけを発音した時点で、「t」ではなく「ロ」が目立つような感じになります。

そして、「ロ」が終わったら、すぐに「ウ」の音を出します。つまり、ここは[ou]という二重母音になっているということです。この「ウ」の部分は、直前の「ロ」よりもグッと低くなります。喉からしっかり、低い「ウ」の音を出すようにしましょう。

最後は「F」の音を使って「フィ」と発音します。「下唇のやや内側」と「上の前歯4本」を上手にこすり合わせながら、その隙間から空気のこすれる音が出るようにしましょう。「F」の音は、一瞬だけ出すのではなく、少し長めに出してから「イ」の音につなげると良いでしょう。

日本語のカタカナ発音の場合には、最初の「ト」が際立ってしまうので、ネイティブ達は、瞬間的に「trophy」のことだと認識しづらいと思います。アクセントは「ト」ではなく「ロ」の部分なので、これを押さえて発音するだけでもかなり通じやすくなるはずです。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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