日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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376:「コーン」
「コーン」という日本語には、大きく2つの意味があります。
1つは「トウモロコシ」という意味で、もう1つは「円錐(えんすい)の形をしたもの」という意味です。
この意味の違いによって、英語では「スペル」が異なり、ひいては「発音」も異なります。
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「トウモロコシ」という意味での「コーン」は、英語では「corn」というスペルで書かれます。
一方、「円錐の形のもの」という意味での「コーン」は、英語では「cone」というスペルで書かれます。
そして、「corn」の発音記号は[kɔ́ːrn]であり、「cone」の発音記号は[kóun]です。
どちらも日本語のカタカナにすれば「コーン」となりがちですが、「corn」の方には[ɔːr]という発音記号が含まれ、「cone」の方には[ou]という発音記号が含まれているため、両者の発音は異なります。
[ɔːr]の発音は、最初はこもらずに「オ」と発音し、そのまま音を出しながら途中から「こもったオ」に変えていきます。
つまり、「corn」の発音は、「こもらないコ」を発音し、次に「こもったオ」を発音し、最後に「n」の音を発音する、という流れとなります。
一方、「cone」には、どこにも「r」の文字が入っていないので、「こもった音」は一切発することなく、「コウン」のように発音するようにしましょう。この際、[ou]という二重母音のうち、2つ目の[u]の音が、低くてもしっかりと聞き手に聞こえるように発音するように注意しましょう。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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