日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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379:「ダンベル」
筋肉トレーニングなどで使用される「鉄アレイ」のことを一般に「ダンベル」と言いますね。
「ダンベル」というカタカナの発音でも、英語として絶対に通じないということはありませんが、英語の発音では1つ気をつける点があります。
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「ダンベル」は、英語では「dumbbell」というスペルで書かれます。
「dumbbell」の発音記号は[dʌ́mbèl]です。
これをカタカナで表記するならば「ダンベル」のようになり、日本語のカタカナ発音との違いは全くありません。
ただし、英語の発音では、「アクセント」というものがとても大事であり、アクセントを無視して発音するだけで通じにくくなるということもあります。
この単語には、最初の「du」の文字に対応している[dʌ́]の部分と、後半の「be」の文字に対応している[bè]の部分、それぞれにアクセントが置かれています。
右上から左下に落ちてくるような感じで表記されるアクセント記号が「第一アクセント」であり、逆に左上から右下に落ちてくるような感じで表記されるアクセント記号が「第二アクセント」です。
第一アクセントの部分は、英語では「高く」かつ「強く」発音されますが、第二アクセントは「低く」かつ「弱く」発音されます。第二アクセントは「少々長め」に発音される、という程度であり、しっかりとしたアクセントとして発音されるわけではありません。
「dumbbell」という単語の場合は、最初の[dʌ́]の部分に「第一アクセント」が置かれているので、の部分をグッと強く、高く発音するようにしましょう。
その一方で、後半の「be」の部分、あるいはそのさらに後ろの「ll」の文字の部分も含め、すべて「低く、弱く」発音されます。
日本語のカタカナ発音では、「ダンベル」は「ダ」が低く、「ンベル」の部分が高く発音されるのが一般的です。
英語では、最初の「ダ」が高く、強く発音されるので、この点をきちんと抑えて発音すれば一発で通じること間違いありません。
是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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