世界には色々な地名や国名があります。
しかし、英語での名称や発音が、日本人が日頃「カタカナ」で発音したものとはまるで違っている地域や国もたくさんあります。
そんな地名や国名をご紹介するコーナー。
一般教養として一緒に覚えていきましょう!
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011:「クロアチア」
これはどこにある国かわかりますか?
イタリアの半島から見て、海を隔てた東の地に「クロアチア」があります。
ここはかつては「ユーゴスラビア」という国の一部でした。
それが1991年に独立し、「クロアチア」という独立した国家となったのです。
さらに詳しい情報に興味のある人は、「Wikipedia」のページをご覧ください。
(Wikipedia「クロアチア」のページはこちら)
さて、「クロアチア」という単語は、発音記号で書けば、[krouéiʃə]なります。
これをカタカナで書くとしたなら、「kロウエイシャ」という感じになります。
最初の「k」を「ク」と書かなかったのは、「喉を振動させない音(=無声音)」で発音してほしいからです。
さて、最初の「k」を「ク」と表記したとしても、「クロアチア」と「クロウエイシャ」では、途中からだいぶ違っていますね。
このコーナーを毎回読んで下さっている読者の方なら、そろそろわかってきた頃ではないでしょうか(笑)
この単語には、「ou」と「ei」という、日本人が苦手とする「二重母音」が2つも入っていて、しかもその2つが「連続してつながっている」という、大変な発音になっているのです。
「ou」と「ei」の発音がどうして日本人には難しいのか、については過去記事でご紹介しましたので、改めてそちらをご覧になってみて下さい。
「ou」と「ei」の発音の記事はこちら。
さて、「ou」と「ei」がつながっていてもいなくても、注意しなくてはならないのは、それぞれの「2つ目の音」です。
「ou」なら「u」の音、
「ei」なら「i」の音、
この「2つ目の音」をしっかり、やや長めに発音するようにしましょう。
さらに、「ou」と「ei」の発音をしている間は、「喉の振動」を休ませてはいけません。
ずっと声を出しながら、カタカナで「オウエイ」と流れるように発音しましょう。
そして、途中にある「エ」のところにアクセントを置く、ということも忘れないように注意してください。
逆に、出だしの「kロウ」までの所は、低く、平坦に、暗い感じの音で言うようにしましょう。
さて、前半の「kロウエイ」まで終われば、後は簡単。
日本語の「シャ」という音を、あまり強くせずに発音すれば良いのです。
是非、試して見てくださいね!
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
※ここでご紹介した発音は、デュープラー英語学院で毎月開催される「発音教室」で練習します。興味のある方はこちらをご確認下さい。→「発音教室&英会話」開催情報
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