昨日、韓国・ソウルの「仁川(インチョン)空港」から成田までのフライトも何事もなく、無事に日本に戻って参りました。

私(久末)にとっては、今回が初のヨーロッパ旅行です。

この歳になって、色々な「初めての体験」というものができたことは幸せだと思います。

その中でも、いくつか印象に残ったことを、とりとめなくて申し訳ありませんが、書き綴ってみます。

 

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今回私が巡ったのは「オランダ」と「ベルギー」の2ヵ国でした。

オランダでは「オランダ語」がメインで、「英語」もほぼ完全に通じました。

ですが、行く前から、私はせめて「挨拶」くらいはオランダ語で話そうと決めていました。

まず「こんにちは」はオランダ語で何というのか、現地の人に聞いてみたところ、最初は「dag、と言えば良い」と教わったのですが、普通は「hello」と英語で言うらしいので、その後もそのように挨拶するように努めました。

次に、「さようなら」を何というのか聞いてみたら、なにやら難しい発音でした。

こちらが首をかしげていると、「ドゥーイー、でいいよ」と教えてくれました。

「ドゥーイー」というのは、後で調べてみたら「doei」というスペルのようです。

このことを知った私は、その後、行く先々のお店やレストランで会う人すべて、誰彼構わず、別れ際には「ドゥーイー」と挨拶するようにしました。

私が現地の言葉で挨拶すると、たいてい誰もが笑顔になります(笑)

最初に到着したのはオランダでしたが、次に向かったベルギーでは、旅行前に独自で調べた情報によれば、北部が「オランダ語圏」で、南部が「フランス語圏」ということでした。

なので、ベルギーでも「ドゥーイー」を連発すれば良いかと思っていましたが、少し違いました。

 

ベルギーはやはりオランダではないので、いくら北部であっても、どうやら生粋のオランダ人の話すオランダ語とは異なる、「別の種類のオランダ語」を話すようです。

ツアーガイドさんの話によれば、「ベルギー人は、自分がベルギー人であるという自覚が薄いと言われている」そうです。

なるほど、確かに「ベルギー語」というものが存在しません。

「オランダ語」や「フランス語」、あるいは「ドイツ語」が使われているのですが、自分の国の独自の言語がないのです。

独自の言語は、ベルギー国内の「地域」によっていくつかあるようですが、「ベルギー語」という一つの言語が存在しないことからも、「自分はベルギー人だ」というアイデンティティを持ちにくいのかもしれません。

また、ベルギーでは「英語」は、旅行者が行くところではさほど苦労はしませんでしたが、時々、通じにくい場面もありました。

私の英語が通じないということはありませんでしたが、むしろ相手の英語がよく分からない、ということがあったのです。

何度も聞き返し、ようやくこちらが理解したところで、相手の方から「すまんね、英語は得意ではないので」などと謝られてしまいました。

本当は、現地(ベルギー)の言葉で人々と挨拶をしたかったのですが、ベルギーでは、どの人が何語を話すのかがよくわからなかったので、とりあえず英語で通しました。

最終日に、再びアムステルダム(オランダ)の空港に戻る予定があったので、お店で買い物をした時に「ドゥーイー!」を使ってみたのですが、オランダの人はやっぱり笑顔で答えてくれます。

 

あくまで私個人の感想ですが、オランダの人の方がコミュニケーションが取りやすかったです。

それは、オランダ人の英語が上手だ、ということもあるのですが、やっぱり「笑顔」があるのが大切なんだなぁと改めて思いました。

私がもっとオランダ語やフランス語を知っていれば、ベルギーでも現地の言葉で挨拶をすることができたのに、と少々悔やまれます。

しばらく海外旅行の予定はありませんが、次にどこに行くにせよ、やっぱり挨拶は現地の言葉で交わすのが一番です。

そうすれば、現地の人の「笑顔」に触れることができて、お互いに気分が良くなるに違いありません。

これから海外に行かれる方、是非、現地の言葉を、現地の人達に教えてもらって覚え、実際に使ってみてはいかがでしょうか。

 

<おしまい>