2016年6月から変わった英検。

特に、「1級」「準1級」「2級」では「英作文(ライティング)」の配点比重がとても高くなりました。

合格に向け、英作文ではどのような学習をすべきでしょうか。

今日も1つ1つ確認していきましょう。

 

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★これまでの記事は以下を参照ください。
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(1)
英検の「英作文(ライティング)」に向けた学習方法(2)
今日から「英文の作り方」に関する基本的な考え方に入ります。

「英文」というのは「単語」を並べて出来上がったものですが、ただやみくもに単語を並べてはいけません。

「単語」を適切な「形」に変え、適切な「並べ順」で言葉を並べていく必要があります。

そのためには「文型」と「品詞」に関する理解が不可欠です。

もしも「文型」や「品詞」といったものがどのようなものか理解できていないとしたならば、まず最初にこの2つについて復習することを強くおすすめします。

 

では、「文型」と「品詞」がある程度わかったとしましょう。

英文を書く際、一番最初に考えなくてはならないのは「主語」「述語動詞(述部)」の関係です。

日本語では、「主語」は文の最初の方に置かれ、「述語」は文の最後の方に置かれるという特徴があります。

このため、日本語では最初の「主語」と最後の「述語」がかみ合わないことがよくあります。

特に「話し言葉」ではこのことがよく起こります。

「主語」と「述語」の関係をきちんと確認した上で「英文」を書いていかなければ、「ちぐはぐな文」になってしまう可能性があります。

自分が今から書く英文では、一体何を言いたいのか?

その内容に合致させるためには、「主語」と「述語動詞(述部)」をどのような関係として捉えれば良いのか?

英文を書く際は、こうしたことを、いちいち考えなくてはなりません。

日本人の英語学習者がよくやってしまう間違いの1つに「能動態」と「受動態」の混乱というものが挙げられます。

「主語」に対して、述部が「能動態」なのか「受動態」なのか、という点がおかしくなってしまっているのです。

「述部」を「能動態」にするならば、それに合致した「主語」を選ぶ必要があります。

同じように「受動態」の文を作りたいならば、きちんと「主語」と「述部」の関係性を合致させてなくてなりません。

また、「人」を主語にすべきか、あるいは「物」や「事柄」を主語にすべきか、という点も考えなくてはなりません。

本来「人」を主語にすべきところなのに、「it」など「人ではない言葉」を主語にしてしまうといった間違いもよく見られます。

 

さらに、「述語動詞(述部)」においては、「be動詞なのか一般動詞なのか?」ということも考えなくてはなりません。

あるいは「助動詞」をつけるべきかどうか、という点も考える必要があります。

はたまた、「現在形」なのか「過去形」なのか「進行形」なのか「完了形」なのか、という「時制」の話も大事です。

こうしたことをすべて注意しながら、「主語」と「述語動詞(述部)」の関係をきちんと整理して英文を書いていけば、まずは大きな間違いを避けることができるでしょう。

練習の際には是非意識してみてください。

<続く>

 


 

本校では「英作文」の指導を基礎から丁寧に指導しています。

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