以前もお伝えしましたが、TOEICの試験内容が、今年(2016年)の5月から変更となるようです。(前回の記事はこちら。)

TOEICという試験は「時間」との勝負と言えます。

いくら英語力がある人でも、のんびりやっていてはスコアが伸びません。

そこで、現行の試験内容と比べながら、新しい試験内容の「時間配分」について検証してみたいと思います。

 

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まず、「リスニング」のパートですが、これは自分で時間配分するというよりも、流れてくる音声に従って強制的に進めるしかありません。

しかし、念のため、試験内容にどのような変更があるのか、見比べてみましょう。

以下、TOEIC試験を運営しているETSのウェブサイトからの引用です。

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これを見ると、リスニングセクションでは、問題数のバランスが変わっただけでなく、新たに「画像(絵や写真やグラフや表など)」を見ながら音声の質問に答える、という問題も追加になったようです。

さらに、今までは「2人」で会話している問題がありましたが、新しいテストでは「3人」で会話している問題も登場するとのこと。

まあ、真に英語を理解している人ならば特に違いはありませんが、テクニックで高スコアを目指していた人は対策が必要でしょう。

 

続いて、「リーディング」のパートを見てみましょう。

これを見ると、今までの「Part 5」の問題数が減り、「Part 6」の問題数が増えています。

さらに「Part 7」の「Single Passages(1つの文書)」の問題はあまり違いがなさそうですが、テストの一番最後にやってくる「Double Passages(2つの文書)」が「Multiple Passages(複数の文書)」という表現に変わっています。

サンプル問題を見てみると、どうやら「2つの文書」を読んで答えるだけでなく、「3つの文書」を読んで答えるような問題も入ってくるようです。

さらに「Part 7」は問題数そのものも、これまでの「28+20=48問」から、「29+25=54問」へと「6問」も増えています。

リーディングセクションの問題数は全部で「100問」ですから、このうち、半分以上の「54問」がPart 7に登場するということです。

 

というわけで、これを踏まえた「時間配分」について考えてみましょう。

今までは、
・Part 5(40問)>>> 13:45〜14:00(15分)
・Part 6(12問)>>> 14:00〜14:06(6分)
・Part 7(48問)>>> 14:06〜15:00(54分)

という感じでよかったと思います。

そして、5月からの変更後は、以下のような感じでいかがでしょう?

・Part 5(30問)>>> 13:45〜13:55(10分)
・Part 6(16問)>>> 13:55〜14:03(8分)
・Part 7(54問)>>> 14:03〜15:00(57分)

 

「Part 5」は「1問20秒」で答えるようにすれば、10分で終えることができます。このペースは変更前と変わりません。

「Part 6」は、「1問30秒」で答えるようにしていけば、8分で終えることができます。これも変更前と同じです。

最後の「Part 7」は、やはり「1問1分」というペースを貫くことができれば、無事に時間内に終えられそうです。

もちろん、問題形式に慣れていないと戸惑ってしまい、思わぬ時間ロスがあるかもしれません。

 

なんにせよ、実際に始まってみないと分からないことも多いと思いますが、今からできる準備としては、今までと同じような時間配分でせっせと練習するしかありません。

「音」を使って、大量の「英文」を読んでいく、ということを地道にやることが大切だろうと思います。

 

 


 

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