英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。

それを1つずつ紹介していくコーナーです。

 

今日の題材は「nonsense」という言葉です。

これは「馬鹿げた考え」や「馬鹿げた行為」といった意味の言葉です。

これの発音を「ナンセンス」だと思っている人も多いことでしょうけれど、英語の正しい発音としては少し違っています。

さあ、今日も発音の勘違いを1つ解消しましょう。

 

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「nonsense」の発音記号は[nάnsens]です。

これを敢えてカタカナで表記するならば「ノァンセンs」のようになります。(最後の「s」は無声音です。)

「nonsense」は「non」と「sense」の2語に分けて考えることができます。

「non」は、「ノンストップ(nonstop)」や「ノンフィクション(nonfiction)」などのように、日本語でも「ノン」という発音でおなじみの言葉です。

つまり、「nonsense」もこれと同じなので、本当であれば「ノンセンス」のような表記となるはずですが、どういうわけか、「nonsense」の「non」は「ナン」と発音され、他の「nonstop」や「nonfiction」などでは「ノン」と発音されます。

「non」の中に含まれる母音の発音記号は[ɑ]です。この発音記号に関しては、過去の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はそちらをお読みください。(→記事はこちら。)

「non」が「ナン」と発音されるようになった背景には、おそらく、「none」という言葉との関係があるのだろうと思います。

「none」は[nʌ́n]という発音記号であり、カタカナで書くならば「ナン」となります。

しかし、「nonstop」や「nonfiction」などと同じように、「non」は「ナン」ではなく「ノン」に近い発音となるのが英語としての発音です。

完全に日本語の「ノ」というわけでもありませんが、はっきりと「ナ」としないようにすべきです。

是非覚えておいてくださいね。

 


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