(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら)
英語学習者にとって「電子辞書」というものは強い味方となり得ます。
最近の電子辞書は「英語の辞書」だけでなく、それ以外のコンテンツも充実しており、ますます高機能化、多様化しています。
しかし、それでも英語学習者は「紙の辞書」を手放すべきではありません。
もしも「紙の辞書」を一切使わず、全ての学習を「電子辞書」のみに頼っているとしたなら、それはとても残念な学習法と言えるように思います。
さあ、今日も「残念ではない英語学習法」を模索してみましょう!
<アメブロからの続きはここから>
英語ができるようになった人の中には、おそらく「紙の辞書」を推奨する人の方が多いのではないでしょうか?
私(久末)の知る限り、英語ができるようになった人はほとんど口を揃えて「紙の辞書が良い」と言います。
「電子辞書で全て事足りる」と言い切った人など見たことがありません。
では、「紙の辞書」の何が良くて、逆に「電子辞書」の何が良くないのでしょうか?
前回は「スペルを頭の中で復唱する」という「面倒くささ」がむしろ良いということを書きました。
人は、「面倒くさいこと」を繰り返すうちに、次第にそのことを身につけていきます。
面倒くさいからこそ、人はそのことをより深く頭に学習させていくことができるのです。
「紙の辞書」は、「電子辞書」よりも面倒くさいからこそ、調べた単語がより深く、より長く頭の中に残っていくと考えられます。
しかし、「紙の辞書」の学習効果の利点はそれだけではありません。
「紙の辞書」には、調べた単語の「意味の広さ」がすぐに分かる、という特徴があります。
例えば、「think」という単語を調べたとしましょう。
「think」という単語を紙の辞書で調べてみると、数ページにわたって意味や使い方などが書かれていることが分かります。
詳しい内容を読む前から、この単語には「これだけの広い意味・使い方があるんだな」ということが、一目で分かるのです。
そして、そういった「視覚的イメージ」があった状態で、1つ1つの意味や使い方を読んでいくと、それもまた、後々深く残りやすくなります。
一方、「電子辞書」の場合には、これができません。
いくら画面が大きくなったとは言え、「think」の全ての範囲をいっぺんに表示させるのはまだ難しいでしょう。
「単語の意味の広さ」というものが、視覚的にすぐにイメージできる、というのは、「紙の辞書」だからこそ成せる業と言えそうです。
そして、このことから、もう1つ、「紙の辞書」の利点が挙げられますが、それはまた次回ご紹介します。
どうぞお楽しみに!
<続く>
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