先日、うちの教室の近くのダイエーで買い物をした時のこと。
レジのところに「レジ袋必要」と書かれたカードと「レジ袋不要」と書かれたカードがあるのですが、これの意味について考えてしまいました。
1年くらい前からでしょうか、気づいたら買い物かごにそのカードを入れて、レジ袋が必要か否かの「意思表示」をするようなシステムになっていました。
私は個人的に、そんなカードを使ったことはありません。
その場で、目の前にいるレジ係の店員さんに「レジ袋は要りません」と口で言えばいいのですから。
ところが、先日。
私の前に並んでいた別のお客さんが、その「レジ袋が必要」の方のカードを買い物かごの中に入れ、そのすぐ後に、店員さんがそのカードを買い物かごの中から取って元の位置に戻しました。
その間、時間にして、ほんの1秒か2秒でしょう。
「いったい、なんなの、このやりとりは?」と不思議でたまりませんでした。
どうして、一言も会話をしようとせずに済ませようとするのでしょうか?
たぶん、アメリカ人などがこの光景を見たら、私以上にびっくりすることでしょう。
アメリカでは、コンビニの店員さんとはたいてい「軽い会話」をします。
どんなに会話が少なくても「Hi.」とか「How’re you doing?」とか、なにかしらの会話をします。
一言も口を利かない人も、たまにはいるかもしれませんが、レジでの会計の時に会話をする方が多数派、一般的と思います。
日本のレジで、店員さんが「いちいちレジ袋要りますか?と聞くのが面倒くさい」ということでこういうシステムが出来上がったのかもしれませんが、「必要な人だけ言って下さい」とすれば良いのではないかと思います。
現に、うちの近くの「Big-A」という24時間スーパーではそうなっています。
基本的にレジ袋は提供しないので、必要な人は自分から「レジ袋ください」と言わなくてはなりません。
でも、ちゃんと機能しているし、とても理に適っていると思います。
ところが、日本のスーパーですっかりおなじみとなった光景。
目の前でカードをかごにいれ、間髪入れずにかごからカードを取り出す。
この光景は本当に不思議で、「おかしなことをやっているなぁ」と思わずにいられません。
そんな風に思うのは私だけですかねぇ?
<おしまい>
※記事をお楽しみ頂けましたら、以下のランキングにご協力をお願いします。
ポチッと押して頂ければ嬉しいです。(久末)