日本人で発音がキレイな人はかっこいいなぁと思います。

それは「かっこつけている、変な発音」なのではありません。

「正しく、洗練されていて、なめらかな発音」なのです。

そういう発音ができて、しかも「ネイティブ」ではないのだとしたら、もう、尊敬してしまいます。

でも、そういう人はめったにいません。

たいていは、「耳マネ上手」のレベルで終わっています。

「耳マネ上手」な人は、「音を音だけで再現する」ということがうまい人です。

しかし、そこには「文字(二次元のもの)」の根拠がありません。

前回も書きましたが、「音」と「文字(=スペル)」をつなげるには、「発音記号」というものが大変役に立ちます。

なぜ、「発音記号」が役に立つのでしょうか?

「音は三次元のもの」で、「文字は二次元のもの」です。

「音」と「文字(スペル)」は、そもそも「次元が違う」のです。

さらに、「1つの音」に対して「1つの文字(スペル)」とは限りません。

「イー」という音があったとしたら、英語では、「ee」や「ea」や「ie」や「ei」など、いくつもの異なる文字で表記されます。

つまり、「音」と「文字」は、「一対一」では対応していない、ということになります。

次元は違うは、一対一で対応していないはでは、誰だって「うまくつながらない!」ということになります。

ところが、そこに「発音記号」というものを取り入れるとどうでしょうか?

まず、発音記号そのものは「二次元のもの」です。

紙に書けるのですからね。

つまり、「文字(スペル)」も「発音記号」も、どちらも「同じ次元」というように考えられます。

「発音記号」というのは、三次元の「音」を二次元の世界で表現したものと言えます。

従って、「文字」と「発音記号」もまた、一対一では対応していません。

一対一で対応してはいませんが、どちらも「平面の世界(二次元)」のものですから、紙に書けば「目に見える」のです。

一方、「音」は目に見えません。

三次元とは言え、それは「空気の振動」なのですから、目に見えないのです。

ところが、「音」と「発音記号」は「一対一」で対応しています。

もともと「音」を二次元で表記したものが「発音記号」なのですから、一対一で対応していて当たり前です。

一対一で対応しているのですから、たとえ次元が違っていたとしても、一度合致させてしまえば、もう迷うことはありません。

「記憶した音」と「記憶した発音記号」が合致すれば、「音から発音記号に変換する」ということもできるでしょうし、逆に「発音記号から音に変換する」ということも可能になります。

「音」と「発音記号」を合致させるには、実際に両者を付け合わせる訓練をしなくてはなりません。

「音を聞くだけ」では無理。

「発音記号を見るだけ」でも無理。

どちらも「アウトプット」をしなくてはなりません。

つまり、「音を出しながら発音記号を意識する」や「発音記号を書きながら音を意識する」など、自分から「出す」行為をしなくてはならないのです。

何かを身につけるには、どんなことも「アウトプット」がとても重要です。

そして、「音と発音記号」の付け合わせができるようになったら、今度は「発音記号と文字(スペル)」を付け合わせていけば良いのです。

こっちは一対一では対応していませんが、同じ平面の世界ですから、「目で見て比べていく」ということをしていけば良いのです。

これまた「アウトプット」の学習が必要です。

以上は、本校で日頃から当たり前に行われている訓練です。

自分1人ではなかなか「音と発音記号の付け合わせ」は難しいものです。

しかし、「健康な頭と耳」さえあるならば、誰でもできるようになります。

あとは自分を外から観察する客観性と、地道に繰り返す努力の心さえあれば大丈夫。

発音がキレイになると、英語が格段に楽しくなるのです。

是非やってみてください!

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