今、広島で開催中の国際会議に来ています。
ちょくちょく英語を話す機会があるのですが、改めて思うことがあります。
私は生徒達に「正しく文を作り、正しく発音する」ということを心懸けるよう、日頃から教えています。
「正しい」というのは、もちろん何かの基準があっての話なのですが、それは「伝わりやすくするため」というのが一番の目的です。
英語を話す側と聞く側。
話す側が「正しく文を作り、正しく発音する」ということを努力すればするほど、聞く側にとっての「負担」が軽減される、と言えます。
世の中、英語を話す時に「ブロークンでも何でも良い」という考え方もあろうかと思いますが、私はこの考え方には、半分は賛成ですが、半分は反対です。
ブロークンでも通じる、と言えばそうかもしれませんが、くだけた英語は、その分だけ聞く側にとっての「負担」となるのです。
国や文化が違っている人同士が「英語」を共通言語としてコミュニケーションを図ろうとする以上、そこにはお互いに「通じにくい」という部分があって当然です。
そういう「通じにくい」という事実に向き合って、その負担を「先に自分が受ける」というつもりで「正しい文を作り、正しい発音をする」ということを努力するのが大切なんだと思います。
ブロークンでも良い、というスタンスの人は、そういう負担を「聞く側」に押しつけてしまっているということを自覚すべきだと思います。
「正しい文を作り、正しい発音をする。」
そのために「文法」を理解し、「単語」を覚え、そして「発音」のテクニックを磨く。
そういう努力を続けていれば、きっと、世界のどんな人とも通じ合えるようになるのだろうと、思います。
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