(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら)
英語の勉強をしている人の中には、「なかなか上達しない」と嘆いている人も多いのではないでしょうか。
たくさんの時間をかけているのに上達しないとしたならば、そもそも「学習法」が間違っているのかもしれません。
外国語を身につけていくためには、「音声学習」と「文法学習」をバランスよく行う必要があります。
どちらかに偏っていると、思うように学習効果は得られません。
前回までは「音声学習」に関する部分について述べましたので、今回からは「文法学習」を中心に考えてみましょう。
<アメブロからの続きはここから>
文法というのは、「文を作る法則」のことです。
具体的には、「1. 単語の並べ順に関する法則」と「2. 単語の形の変化に関する法則」の2つをまとめたもの、それが「文法」というものなのです。
「文法」が苦手だ、という人に話を聞いてみると、どうも皆さん共通するところがあるように思います。
それは「文法は覚えるモノだ」と思っているという点です。
しかし、「文法」は「法則」ですから、「丸暗記すれば良い」というものではありません。
「覚える」のではなく、「考えて、理解して、納得する」ものなのです。
ところが、「考える」ということをせず、「丸々覚える」ということを一生懸命やろうとする人は、いつまでも「文法が苦手だ」というところで止まったままです。
「考える」ということは、1つ1つの情報を「つないでいく」ということです。
つながりを持って、頭の中で丁寧に辿っていけば、その先には「なるほど!」という言葉があるはずです。
文法の学習に必要なのは、「よし、覚えたぞ」という言葉ではなく、「なるほど!」という言葉です。
「なるほど!」と思えたところで、再び、理解したその法則を使って、別の英文を読んでみたり、あるいは自分で英文を作ってみれば良いのです。
「文法」の学習を「丸暗記」で済ませようと思っている人は、「考えて、理解して、納得する」というスタイルに切り替えてみてください。
そうするだけで、それまで全然分からなかった英文法が見えてくるかもしれません。
<続く>
本校では、「自分の力で考える」ということを大切にしながら、文法学習の指導を行っています。
教師が説明してしまうよりも、生徒が自ら考えて答えに辿り着いた方が、遥かに深く、自分の中に残ります。
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