「be動詞」というのは、なんとも説明の難しい動詞です。

「She is in Japan.」という文の「is」と、「She is happy.」という文の「is」とでは、「日本語への訳し方」が異なります。

さらに、be動詞が「原形」となる場合には、さらに「日本語への訳し方」が異なります。

日本語に訳そうとすると様々な表現になってしまうbe動詞。

今日は、前回の「原形」の話とつなげながら、「be動詞」について考えてみましょう。

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「be動詞」は、基本的に2つの意味を表すことができます。

1つは「存在」の意味。そしてもう1つは「なんらかの状態」の意味。

 

まずは1つ目から見てみましょう。

存在」というのは、「ある(有る・在る)」や「いる(居る)」という日本語で表されます。

主語となる「名詞」について、それが「どこか」に存在しているということを表す場合に「be動詞」が使われるのです。

今日の冒頭の例文の1つ目、「She is in Japan.」の「is」は「存在」を表しているので、この文では「is」は「いる」というような日本語に訳すとピッタリです。

 

続いて、be動詞の2つ目の意味、「なんらかの状態」について見てみましょう。

「なんらかの状態」というように、微妙に中途半端な表現をしているのは、「なんらかの」に当たる部分は、be動詞の「うしろ」に置かれる別の言葉で表現されるからです。

主語となる「名詞」があったとして、その名詞について、「なんらかの状態である」ということを言い表す場合に「be動詞」が使われるのです。

しかし、その場合は「be動詞」で意味が完結しません。

be動詞の後ろに、「なんらかの」にあたる言葉として、「名詞」や「形容詞」が必要となります。

例えば、冒頭の例文の2つ目、「She is happy.」という文では、「is」は、「Sheがなんらかの状態である」ということを表しています。

そして、「be動詞」のうしろに置かれた「happy」という言葉が、その「なんらかの」にあたる言葉となるのです。

つまり、「She is happy.」という文は、「彼女は、happyな(=幸福な)状態である。」ということを表しているのです。

この意味での「is」は、1つ目の例の「She is in Japan.」の「is」とは違い、「〜である」のような日本語に訳すと良いでしょう。

「〜」にあたる部分には、be動詞のうしろに置かれる言葉が入る、というように理解してください。

 

さて、ここまでを踏まえ、「be動詞」が「原形」となる場合について考えてみたいのですが、少し長くなりそうなので、続きはまた次回に!

 

<続く>

 

 


 

本校では、難しい文法もとことん「納得」ができるようなレッスンを行っています。

本校の授業に興味をお持ちになった方は、「無料説明会」へどうぞ!

>>> 無料説明会のページ