(「残念な英語学習法」シリーズ過去記事はこちら

 

英語学習として「音読」を取り入れている人は、是非、その先の「暗唱」にまで発展させてみましょう。

「音読」で止めてしまっているうちは、その学習効果の「真価」が発揮されません。

今日は、「暗唱」によってどんないいことがあるのかについてご紹介いたします。

 

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「音読」と「暗唱」は何が違っているのでしょうか?

「音読」というのは、「紙などに書かれた英文を目で読み、それをすぐに音声に変えてアウトプットする」ということです。

この行為についてよく考えてみると、「英文を目で読む」という最初の行為は「インプット」の行為と言えます。

そして、「音声に変えてアウトプットする」というのは、すなわち「アウトプット」の行為です。

つまり、「音読」というのは、「文字をインプットをしてから、音をアウトプットする」ということになりますね。

 

一方、「暗唱」はどうでしょうか?

「暗唱」と聞くと、「ガチガチに頭の記憶力で覚える」という解釈をしてしまう人もいるかもしれません。

しかし、「暗唱」は、いわば「歌を覚える」ということに似ています。

「歌を覚える」ためには、まずは「たくさん聞く」ということが必要です。

何度も同じ歌を聞き、そして、「歌詞」を認識するということが必要です。

「歌詞」と「メロディー」を認識したら、自分1人で歌ってみるか、あるいは、お手本と一緒に歌う、ということをしていくだろうと思います。

そして、「歌詞を見ながら歌う」ということを何度かしているうちに、「歌詞を見ないで歌えるようになる」という段階に辿りつきます。

英語における「暗唱」というのは、「歌詞を見ないで歌える」ということと同じです。

そのためには、まずは「文字を見てから、声に出して発音する」という「音読」の行為が必要です。

 

で、「音読」を何度も繰り返していくと、そのうち、「文字を見ないで」も正しく言えるようになります。

もちろん、「音読」に取り組みながらも、英文の「意味」を理解していることも大切です。

意味を理解しながら、音読を繰り返すうちに、だんだん、「口が覚える」ようになっていきます。

そうするとどうなるか。

「紙に書かれた文字」がなくても、いつでも、どこでも、好きな時に自分の口から「正しい英語」を出すことができるようになるのです。

つまり、「音読」と違い、「文字を目で読む」というインプットの行為が全く必要ではなくなるのです。

「インプット」をしないで、いきなり、自分の頭から「英語の文章」と「発音」の両方をアウトプットしていくのです。

その行為は、まるで「英語ネイティブが英語を話す様子」を疑似体験しているかのようです。

そう、「暗唱」というのは、「ネイティブの疑似体験」ができる唯一の手段なのです。

その感覚を味わうためには、暗唱をしながら、「自分で単語を選ぶ」ような意識を持ち、さらには「自分で英文を作っている」ような意識を持つことが大切です。

口で覚えた英文を、まったく頭で考えることなく、ただ「機械的」に暗唱するのではいけません。

あくまでも「自分が英文を作って、話している!」という意識を自分で持つことが大事なのです。

そういう意識を持って暗唱を繰り返していくと、次第に、自分がつくる英文も「自然な文」に近づいていくことでしょう。

それはなぜでしょうか?
続きはまた次回!

<続く>

 


 

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全くゼロの初心者でも、少しずつ「暗唱」ができるようになっていきます。

そして、「暗唱」ができるようになることによって、英語力が飛躍的に高まっていくのです。

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