<前回の続き>
(「発音美人になりましょう!」の記事一覧はこちら。)
前回と前々回の2回にわたり、「フォニックス」というものについてご紹介しました。
「フォニックス」というのは「スペルと発音に関する、およその法則をまとめたもの」です。
「およその法則」ですから、つまりは「完全な法則ではない」ということです。
そこで登場するのが「発音記号」というものです。
発音記号と聞くと、苦手だという人が多いと思いますが、それは単に「食わず嫌い」なんだろうと思います。
発音記号を知り、覚え、身につけてしまえば、これほど便利なものはないと思うことでしょう。
ところが、日本の英語教育、特に中学校では、発音記号の学習はあまりきちんと行われていません。
教師の個人能力の差によって、発音記号の指導をきちんとできる教師と、そうでない教師に分かれてしまっているのでしょう。
教師の中にも発音記号の指導が苦手な人がいるのですから、生徒たちが発音記号をきちんと知らなくても不思議ではありません。
では、発音記号はどのように学んでいけば良いでしょうか?
<アメブロからの続きはここから>
そもそも発音記号には、どのようなものがあるでしょうか?
基本的には、日本語の「ローマ字」と同じように考えて差し支えありません。
例えば、発音記号で「he」と書かれていれば、これは日本語でいう「ヘ」のように発音されます。
あるいは、発音記号で「tai」と書かれていれば、これは日本語でいう「タイ」のように発音されます。
つまり、「ローマ字」が読めるならば、約8割近くの発音記号はもう読めてしまう、ということです。
あとは、残りの2割近くの特殊な発音記号を覚えてしまえば良いのです。
発音記号は、全部でおよそ「50個」ほどあります。(発音記号の一覧はこちら。)
[æ]とか[əːr]とか[ð]とか、ローマ字にはないような記号もありますが、数はそれほど多くありません。
これしかないのですから、一度、全部を覚えてしまいましょう。
ただし、発音記号は、それだけを独立して覚えても意味がありません。
この続きはまた次回、ご説明しますね。
どうぞお楽しみに!
<続く>