今の世の中、「忙しすぎて、自分の時間が持てない!」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「やるべきことが多すぎる」という、いわば「オーバーワーク」の状態は、あまり長く続くと、「身体」だけでなく「心」の健康までも損なってしまう可能性があります。
人生、何をやるにも「健康」がとても大切!
「オーバーワーク」によって健康を損なわないように、今日も一緒に考えてみましょう。
<アメブロからの続きはここから>
毎度毎度のおさらいですが、「オーバーワーク」は以下の状態の時に起こります。
「自分のこなせる仕事量」 < 「自分に与えられている仕事量」
この状況を打破するために、以下のようなことをやると良いとご紹介しました。
1. やるべきことを全て「紙」に書き出し、可視化することで自分の「頭の中」の負担を減らす。
2. 書き出したものを見て、「何をいつやるか」を予め決めておく。
3. スケジュールを決める時、ある程度「ゆとり」を持っておくと良い。
ここまでは、いわば「時間管理のお膳立て」と言ったところです。
ゆとりを持ってスケジュールを組み、あとは「実行に移す」のみとなります。
ところが、ゆとりを持って予定を組んだはずなのに、「予定通りの時間に終わらない」ということが起こります。
その原因の1つに、「自分の中の、完成度へのこだわり」というものが挙げられます。
例えば、ある仕事を「30分」で終わらせよう、というスケジュールを立てたとします。
そのスケジュールはわりと「ゆとり」を持った時間だとしましょう。
普通に始めて、普通にやれば、十分時間内に終えられるようなものだったとします。
しかし、「完成度」というものにこだわりを持ってしまうと、「30分」が経過した時点でも、まだその仕事を終えることができません。
「もう少し、ここをこうしよう。」とか「まだどうも納得がいかない!」というように、現状の完成度に満足できなければ、「もう少し時間をかけて」でも完成度を高めようとしていまうことでしょう。
もちろん、仕事によっては「完成度にこだわりを持つ」ということがとても重要なケースもあります。
しかし、いくつもある仕事の全てがそうであるとは考えにくいでしょう。
「完成度」へのこだわりを持つか持たないかは、多くの場合、自分の中にある「主観」によって異なります。
つまり、「自分自身の満足度」というものが「完成度」に影響を及ぼしているのです。
自分が満足できなくても、客観的に見て、その完成度で「十分」と言えることもあります。
そこで、自分の目から見た「主観」と、外部の複数の目から見た「客観」を比べて見ましょう。
自分の主観が「いやまだだ」と思っても、他人から見た客観というものが「それで良し」と思われるような場合には、「時間」との兼ね合いを考えて、そこでその仕事を切り上げるべきです。
当然、その逆となることもあります。
自分の主観で「これで良し」と思っても、他人から見た客観が「いや、まだでしょ」と判断してくる場合には、もう少し時間をかけて仕事をすべきかもしれません。
しかし、オーバーワークの状態に陥っている人の多くは、前者のケースの方が多いように思います。
「自分の主観」さえコントロールすることができればそこで仕事を終えることができ、さっさと次の仕事に移ることができます。
ところが、「自分の主観」をコントロールすることができず、いつまでも「完成度へのこだわり」を調整することができないままだと、いくらゆとりを持ってスケジュールを立てても「オーバーワーク」になってしまいます。
「オーバーワーク」にならないようにするには、常に「客観的」に自分を観察し、「これ以上の完成度は必要ない」という判断をしなくてはなりません。
このような自分の「コントロール」は、言うのは簡単ですが、実行するのはなかなか難しいものです。
しかし、これをしないままでは、いつまでもオーバーワークから抜け出せません。
「完成度」と「時間」の見切りを常に行いながら、自分の客観力を鍛える努力が必要です。
オーバーワークに陥っている人は、是非、意識して取り組んでみましょう!
<つづく>