「すぐにできるようになる人の共通点」について考えていくコーナー。
前回までに7つの共通点をご紹介しました。
・共通点1:客観力が高い
・共通点2:バランスが良い
・共通点3:自立心を持ち、自分で考え行動する
・共通点4:アウトプットへの移行が早い
・共通点5:自分のミスにすぐ気づく
・共通点6:思考の仕方が忍耐強く、丁寧である
・共通点7:声が大きく、字がきれいである
長年、人に英語を教えていると、「すぐにできるようになる人」と「なかなかできるようにならない人」の違いについて気になるものです。
<アメブロからの続きはここから>
さて、今日は「すぐにできるようになる人」の共通点の8つ目です。
8つ目は、「最初から極端な考え方をしない」という点です。
このことは、「1. 客観力が高い」と「2. バランスが良い」の2つにも大いに関係がありますが、すぐにできるようになる人は、物事に取りかかる最初の時点では、考え方のバランスが程よく均衡しているようです。
逆に言えば、わりとはじめの頃から「白黒」をハッキリさせたがる人や、「0か100か」という二択で物事を考えがちな人は、うまくいった時に得るものが多い反面、失うものも大きかったりします。
すぐにできるようになる人ほど、最初の頃には「白か黒か」とか「0か100か」といった極端な考え方はしません。
少しずつ探りながら、今、目の前で起こっている事象を観察しながら、全体をおよそ掴んだあたりで「これは白」とか「これは黒」のように決断していくと、多くを失わずに物事を進めていくことができます。
ところが、全体を把握しきる前に「白か黒か」を決めつけてしまっている人は、判断を見誤った場合には多くを失うことになります。
多くを失い、本来得られるはずのものを手にすることができなければ、何かを身につけていくのにもそれだけ余計に時間がかかってしまいます。
もちろん、どのようなことであっても、「逆もまた真なり」と言えますので、最初から白黒ハッキリつけた方が物事がスピーディーに進むこともあるでしょう。
しかし、総じて見れば、極端な考え方をしない人の方が伸びが早く、できるようになるのも早いように思います。
極端な考え方をしがちな人は、その決断のタイミングを「もう1歩」でも遅くするだけで良い結果を生むかもしれません。
不必要に失う物を増やさないよう、あまり最初から極端な考え方をせず、じっくりと取り組んでいくのが吉ではないでしょうか。
<続く>