日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。
それをご紹介していくシリーズです。
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168:「セレブ」
ここ数年の間に「セレブ」という言葉をよく聞くようになりました。
日本では「セレブ」と言えば「お金持ちの人々」を指すようですが、これは英語では違った意味となります。
さらに言えば、発音も英語では違っています。
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「セレブ」というのは、もともと「celebrity」という言葉からきています。
「celebrity」というのは「有名人」という意味の言葉ではありますが、決して「金持ち」という意味合いが含まれるわけではありません。
英語では、「celebrity」は「celeb」という略語として表現されることもあります。
この「celeb」がカタカナ読みになって、日本人が使う「セレブ」という言葉が生まれたのだろうと推測できます。
ただ、英語での「celebrity」や「celeb」には「お金持ち」という意味はなく、単に「有名な人」という意味ですから、そもそも意味として通じません。
次に発音についてみてみましょう。
「celebrity」は発音記号では、[səlébrəti]となります。
カタカナで書くなら「セレェbリティ」という感じです。
一見、「セレブリティ」というカタカナ読みのままで良さそうに見えますが、「アクセント」の位置に注意しましょう。
英語の「celebrity」は、「le」のスペルの部分にアクセントが置かれています。
つまり、「レェ」の部分を強く、高く発音します。
そして、「celebrity」を短くした「celeb」という言葉もまた、アクセントは「le」の部分に置かれます。
つまり、日本人が「セレブ」と発音する時、最初の「セ」の部分にアクセントを置きがちですが、英語での「celeb」は「レ」の部分にアクセントが置かれるということになります。
まとめると、「セレブ」という和製英語は、本来の英語の意味とも違っているし、発音の仕方も違っているということです。
「お金持ち」という意味で「セレブ」と発音しても、英語としてはほとんど通じないと思ってまず間違いないでしょうね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!
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