世の中には「試験」というものがたくさんあります。
試験があれば、たいてい「合格」や「不合格」といった結果がついてきます。
同じ試験に何度も挑戦し、何度も不合格となってしまうと、人間誰でも凹むものです。
しかし、凹んでばかりでは合格できません。
合格は、「もらう」ものではなく、「自力でもぎ取る」ものなのです。
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私(久末)もこれまでの人生で、何度か試験というものを受けてきました。
高校受験、大学受験、英語検定、漢字検定、原付免許、普通自動車一種運転免許、普通自動車二種運転免許、TOEIC、TOEFLなど。
「TOEIC」のように「合格・不合格」という結果ではなく、「スコア」という形で結果が出るものもあります。
あるいは「模擬試験」などのように「偏差値」や「順位」といった形で結果が出るものもあります。
しかしどんな形であれ、試験で自分の望むような結果を出すためには、試験の前に自分がどれだけ準備をしたかがカギとなります。
「合格・不合格」という形での試験の場合、試験の前の意識として、「合格は、誰かにもらうものではない」ということを自分に言い聞かせることがとても重要です。
「誰かにもらう」のではなく、「自分の力でもぎ取る」のです。
例えば、運転免許の技能試験のように「試験官」が合否を決定するような場合。
試験官も人間ですから、人によって「厳しめ」に見る人もいれば、「甘め」に見る人もいることでしょう。
あるいは、人間ですから、日によっては機嫌が悪かったり、意地悪な気持ちになっていることもあるかもしれません。
しかし、仮にどんなに厳しい見方をする人であっても、仮にどんなに機嫌が悪く、どんなに意地悪な気持ちになっていたとしても、こちらが「ミス」をしないで試験の課題をこなしていけば、試験官は不合格にすることはできません。
減点となるポイントが見つからなければ減点はできないのです。
試験を受ける側の人間が「神様、仏様、今日の試験官は甘く見てくれる人でありますように」といった甘えた心構えでいれば、その分合格は遠のくことでしょう。
逆に、「どんなに厳しい試験官でも構わん! 絶対に自分で合格をもぎ取ってやる!」という意志を強く持った人は、きっとその分だけ合格を早く手にします。
とは言え、そういう強い意志を持って試験に臨んだとしても、「不合格」となることもあるのが人生というものです。
「絶対合格してやる」という強い意志をもって準備をしてきた人は、その分、「不合格」となった場合の反動も大きいものです。
そんな人は、「不合格」を笑って忘れることなどできません。
悔しくて、情けなくて、そして試験が怖くなります。
私も、普通自動車二種運転免許の試験で2回も不合格になった時、そんな気持ちになりました。
悔しいし、情けないし、試験が怖い。
それでも私は「合格がほしい」と強く願いました。
「合格が欲しい、絶対にもぎ取ってやる!」と強く願う人ならば、次の試験に向けて再び「練習」や「勉強」に力を入れることができます。
悔しくもない、情けなくもない、怖くもない、ということであれば、練習や勉強に力は入らないかもしれません。
「絶対、合格してみせる!」という意気込みと、「合格は自分の力でもぎ取ってやる!」という強い意志を持ちながら、練習や勉強を必死にやった人ならば、そう遠くない未来にきっと「合格」を手にします。
そして、やっと「合格」を手にした時には、試験の前とは比べものにならないほど成長した自分に出逢うことができます。
試験というものは、時には残酷なまでに人の人生に影響を及ぼします。
だからこそ、「合格は誰かにもらう」のではなく、「自分の力でもぎ取る」という意識が大事なのではないでしょうか。
これから何かしらの試験を受けようと思っている人は、是非、「合格は自分の力でもぎ取るぞ!」という意識を持って取り組んでみると良いと思います。