英単語の発音で、日本人の多くが「勘違い」しているものがあります。
それを1つずつ紹介していくコーナーです。
今日の題材は「pursuit」という言葉です。
韓国で行われている平昌オリンピックの競技の1つに「パシュート」というものがあります。
日本チームが金メダルを獲得した競技なので、ご存じの方も多いことでしょう。
「パシュート」というのは、英語の「pursuit」をカタカナで表記したもののようですが、これの発音は、正しくは「パシュート」ではありません。
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「pursuit」の発音記号は[pərs(j)úːt]となります。
カタカナで書くなら「パスーt」あるいは「パスューt」という感じです。(最後の「t」の文字は、「トゥ」を無声音にした感じになります。)
この単語の発音記号の真ん中に[s(j)úː]という部分がありますが、「(j)」はあってもなくても構いません。
「(j)」がなければ「súː」となり、これは日本語の「スー」という音のようになります。
また、「(j)」というのは、日本語の「ヤ行」の音に当たります。つまり「ヤ・ユ・ヨ」ということです。
「(j)」を入れてこの単語を発音すると、真ん中は[sjúː]となるわけですが、これは「ス」に「ユ」という音を足した感じになるわけです。
カタカナで「シュ」と発音すると、それは英語の発音記号としては[sju]ではなく[ʃu]となります。
つまり、この単語の[sjúː]の部分は、「シュ」ではなく「スュ」という感じにしなくてはならないのです。
なので、英語として「pursuit」を発音する際に、「パシュート」のように発音してはいけません。
是非覚えておいてくださいね。
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