日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
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332:「レバー」

「レバー」という言葉は、日本語では「2つの意味」で使われます。

1つは「機械などの操作をするための取っ手」という意味で、もう1つは「食べもののレバー(動物の肝臓)」という意味です。

この2つは、英語ではそれぞれ「異なる言葉」として扱われます。

異なる言葉ですので、両者の発音も異なります。よって、カタカナのまま「レバー」と発音しても、どちらの意味にも通じない可能性があります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

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まず、「機械などの操作をするための取っ手」という意味での「レバー」というのは、英語では「lever」というスペルで書かれます。

「lever」の発音記号は[lévər]です。

まあ、これは日本語のカタカナの「レバー」に近い音となりますが、注意すべき点は「v」のスペルが含まれているという点です。

日本語のカタカナの「レバー」の「バ」の部分は、この単語では「v」の発音となりますので、「上下の唇」をぴったり閉じて発音するのではなく、「上の前歯4本」と「下唇のやや内側」との間で空気がこすれるような音を出しながら「ヴァ」と発音します。

それさえ気をつければ、「lever」という単語の発音は問題ないでしょう。

 

次に「食べもののレバー(動物の肝臓)」という意味での「レバー」は、英語では「liver」というスペルで書かれます。

「liver」の発音記号は[lívər]となります。

上述の「lever」と比較すると、アクセントの母音が「エ」ではなく「イ」となっているという違いがあります。

つまり、カタカナで書くとしたなら「リヴァ」という感じになります。

日本語では「レバー」と言いますが、「食べ物のレバー」は「レバー」ではなく「リヴァ」となる、という点に注意しましょう。

是非覚えておいてくださいね。
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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

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