以前、「やり慣れないこと」という記事でも書きましたが、最近、私は「左手」で箸を持って食事をするようにしています。
左手は私にとって「利き手」ではありません。
使い慣れない左手で箸を持つと、色々なことに気がつきます。
「あれ? どうやって口に運ぶのかな?」とか
「あれ? 下の箸はどこに力を入れるのかな?」とか
「あらら? 上の箸って、どうやれば上手く動くのかな?」とか
普段「利き手」で箸を使うときには何も意識しないようなことを、左手の時には意識しなくてはなりません。
生徒が英語の発音を練習したりするときには、きっと、こんな感じなんだろうなぁ~と思いながら、そういう「うまくいかない時」の人の気持ちを忘れずにいたいと思います。
で、左手で箸を使うようになってそろそろ1ヵ月ちかく経ち、「だいぶ慣れたな~」と思って、昨日、ふと「利き手」に持ち替えてみたのです。
すると、「こんなに力をいれずにできるなんて!」と驚きました。
慣れていること、上手くできていることって、本当に「力」を入れずにできるのですよね。
左手で箸を使って食べていると、完食する最後の方では、左手が疲れてきます。
特に、左の「薬指」が痛くて、タコができるのではないかと思うほどです。
よっぽど力が入っているのだなぁ、と思って力を抜くと、今度は食べ物をしっかりつかめないのですよね。
でも、生徒達が発音の練習を諦めないでやって来るのだから、私だって苦手なことを諦めないでやり続けようと思います。