世界には色々な地名や国名があります。

しかし、英語での名称や発音が、日本人が日頃「カタカナ」で発音したものとはまるで違っている地域や国もたくさんあります。

そんな地名や国名をご紹介するコーナー。

一般教養として一緒に覚えていきましょう!

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004:「ベルギー」

「ベルギー」と言って思い出すのは、私の場合は「チョコ」ですね。

ゴディバやレオニダスといったベルギーのチョコは、少しお高めですが、でも美味しくて私は好きです。

ベルギーはチョコレート消費量も多く、品質的にも国際的に評価が高いようですね。

そんなベルギーですが、英語では「Belgium」というスペルで書かれます。

これを発音記号で表記すると、[béldʒəm]となり、敢えてカタカナで書くとすれば「ベルジャム」となります。

これは、「ベルジャム」とカタカナで読めば、ほぼそのまま英語として通じます。
最初の「ベ」の部分にアクセントが置かれることに注意しましょう。

ただ、アクセント以外の注意点としては、[dʒə]の部分を発音する際に、「d」を発音する際に舌先が触れるところにしっかりつけた状態から発音し始めなくてはならないという点です。

「ジャ」という日本語の文字は、どんな単語に使われるかにもよりますが、「舌先」をどこにも触れずに発音することもできます。

また、発音の仕方には個人差もありますから、日本語の場合は「ジャ」という文字を発音する際に「舌先」をつける人もいれば、つけない人もいる、というような分類もあり得ます。

しかし、英語の場合、[dʒ]という発音記号には、「d」の記号が含まれています。

「d」の記号を音にする際には、「舌先」をつけなくてはなりません。

「d」の文字の後ろに母音をつけて「da, di, du, de, do」と発音してみますと、そのことがよく分かります。

日本語で構いませんので、「ダ、ディ、ドゥ、デ、ド」と発音してみてください。

そうすると、どうしても「舌先」がついてしまうのがお分かり頂けることと思います。

つまり、[dʒə]という発音をするには、まずは「d」のように舌先をつけたところから始めなくてはならないのです。

なので、本当は「ジャ」というよりも「ヂャ」とした方が良いかもしれません。

このことについて、「カタカナでは通じない英単語」の過去記事「ガレージ」のところでも同様の説明をしました。(記事はこちら

理屈としては、「d」の発音記号が含まれているのか、いないのかによって発音の仕方を分けましょう、ということです。

さて、「ジャ」の部分がうまく発音できたなら、最後は「m」の部分です。

[m]という発音が単語の「最後」に置かれる場合には、いったん上下の「唇」をピッタリ閉じます。

そしてすぐに、ピッタリ閉じた唇を再び開け、それと同時にわずかに「喉を鳴らす音」を出します。

日本語の「ム」という声がわずかに聞こえる程度です。
この加減は、ネイティブの発音を聞いて確認するしかありませんが、日本語の「ム」と同じようにハッキリしすぎてはいけません。

ちなみに、「Belgium」の形容詞形は「Belgian」となり、これは「ベルギーの」という意味を表します。

また「Belgian」は「ベルギー人」の意味にもなります。

「Belgian」は、発音記号では[béldʒən]となり、最後の「m」が「n」に変わっただけです。

カタカナでは「ベルジャン」となります。

「n」に変わっただけ、と言いながらも、「n」は「m」と同じくらい、日本人には注意が必要な発音です。

「n」の発音については、過去記事をご参照ください。(記事はこちら

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さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

※ここでご紹介した発音は、デュープラー英語学院で毎月開催される「発音教室」で練習します。興味のある方はこちらをご確認下さい。→「発音教室&英会話」開催情報

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