前回まで、「時」と「場所」を表すような修飾部分を尋ねる疑問文について説明してきました。
今回は「how」という疑問詞を使って、「程度を表す修飾部分」を尋ねる疑問文について説明します。
「how」という疑問詞は「どれくらい?」という意味を持っており、「how」のすぐ後ろに「形容詞」や「副詞」が続いた形となって使われます。
「how」の後ろに置かれる「形容詞」や「副詞」は、原則的には「とても」という意味の言葉と一緒に使うことができる言葉です。
「とても古い」や「とてもたくさんの」などの「形容詞」、あるいは
「とても長く」や「とても頻繁に」などの「副詞」です。
「とても」というのは「程度」を高めるような意味で使われる言葉ですね。
しかし、その程度が「どれくらいなのか?」ということを尋ねるような場合に「how+形容詞」あるいは「how+副詞」という形を使って疑問文を作ることができます。
以下、よく使われる「how+形容詞」あるいは「how+副詞」の表現です。
■ how many +数えられる名詞の複数形 → どれくらいたくさんの〜?
■ how much +数えられない名詞 → どれくらいたくさんの〜?
■ how old → どれくらい歳を重ねている〜?/どれくらい古い?
■ how long → どれくらい長い〜?/どれくらい長く〜?
■ how tall → どれくらい背が高い〜?
■ how high → どれくらい髙い?/どれくらい高く〜?
■ how often → どれくらい頻繁に
例1: あなたはどれくらいたくさんの本を持っているのですか?
→ How many books do you have?
→ I have three books .(私は3冊の本を持っています。)
例2: あなたは毎日どれくらいたくさんのコーヒーを飲むのですか?
→ How much coffee do you drink every day?
→ I usually drink two cups of coffee every day.(私はたいてい毎日2杯のコーヒーを飲みます。)
例3: あなたのお父さんはどれくらい歳を重ねていますか(=何歳ですか)?
→ How old is your father ?
→ He is fifty-five years old .(彼は55年歳を重ねています(=55歳です)。)
例4: 彼らはどれくらい頻繁にここに来るのですか?
→ How often do they come here ?
→ They come here four times a month .(彼は月に4回ここに来ます。)
さて、次回は「how」を使った、もう1つのパターンの疑問文について解説していきます。
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