何かを身につけようとするならば、「それなりの時間」が必要だということは、誰にでも分かるはず。

例えば、中学時代の「部活」を例に考えてみよう。

全く未経験の部活、例えば、バレーボールとか、卓球とか、テニスとか、そういう「今まできちんとやったことがないスポーツ」の部活に入ったとしよう。

今時の部活って、週に何回やるのかな?

私が中学生だった頃は、「週5回」あるいは「週6回」はやっていた。
私の部活は違ったけれど、本気で取り組んでいる部活は「週7回」も当たり前だった。

1日の部活の時間は、「朝練」をやるなら「30〜50分」くらいだろうか。「放課後」に関しては「1.5〜2時間近く」はやるのではなかろうか。

つまり、「1日に1.5〜3時間近く」もの時間を「部活」に費やすわけですよ。

それを「週に5〜7回」もやるとなれば、どれだけの時間になることやら。

軽く計算すれば、「1日1.5時間×5日」だとしても「週に7.5時間」、「1日3時間×7日」ならば「21時間」もの時間になることがわかる。

週に「7.5〜21時間」もの時間を、「未経験だったスポーツ」に費やしていくと、どうなるか?

中学1年生で始めた部活も、そうやって「1年」も過ぎたころには、身体が成長したというだけでなく、そのスポーツに関して「わりとできるようになった」という感じになるのが普通だ。

さらに1年経ち、中学3年生に上がれば、「もっとできるようになった」という感じになることだろう。

うん、「未経験のスポーツ」でも、1〜2年で、「かなりの上達」を実感できるみたいだ。

じゃあ、「英語」は?

なかなか英語が上達しないと悩んでいる人は、実際、「1日2時間」とか「1日3時間」とか、それくらいの時間をかけているか?と自問してみると良い。

1日の時間だけでなく、「週」という単位で見た時に、「週5回」とか「週6回」とか、「ほとんど毎日」と言える頻度で取り組んでいるだろうか?

全くの未経験のスポーツであっても、それくらいの時間をかけていけば、1年ほどで「わりとできるようになった」と感じられるのに、英語に関しては「1年経っても、あまりできるようになった気がしない」という人は多い。

そういう人達に聞くと、「1回45分のレッスンを、週に1回か2回くらい受けている」といった感じのことを言う。

「1回45分で、週2回」??
ひどい場合は「1回30分で、週1回」とかいう人もいる。

それが「中学1年生の部活」だったならば、1年で「わりとできるようになる」ということを期待できるだろうか?

普通、「それじゃあ、足りないよ」と思うでしょ。

そう、足りないのよ。全然。

「取り組む時間」が少ないにも関わらず、「1年経ってもできるようにならない」って、当たり前でしょ?

同じペースで2〜3年やったとしても、あまり変わらないかもしれない。

1日に「2時間」とまではいかなくても、せめて「1日1時間」くらいの時間をかけて、それを「週5回」くらいはやり続けていかないと、身につくはずのものも身につかないよ。

とは言っても、大人ならば「仕事もあるし、英語ばっかりやってられない」という主張をする人もいることだろう。

あるいは学生であっても、「他の科目や部活もあるから、そんなに時間は取れない」という人もきっと多い。

じゃあ、どうすれば良いの?っていう話になるわけだけど、それは、いい方法があるのです。

長くなったから続きはまた今度。

<続く>