学習内容(1):日本語のショートストーリーの要約添削
【学習内容】
この学習項目は、原則的に「中学生」と「高校生」を対象とします。
生徒は、「日本語のショートストーリー」を1つ読み、その「要約」をルーズリーフ(B5サイズの紙)の「4分の3ページ」でまとめてきます。(基本的に宿題とします。)
教師は、生徒と一緒にそれを読み、日本語として不適切な部分、誤字脱字、わかりにくい部分などをその場で指摘します。
教師に指摘された部分について、生徒は自席に戻って指摘された箇所を修正し、再び教師のところに持って行きます。
教師が要約を最後まで読み終えることができ、教師からOKが出れば完了です。ただし、制限時間を10分とし、時間内に終わらなければ「次回、再び、同じ物語の要約を書いてくる」ようにします。
【目的】
まずは「母国語」における「理解力&表現力」が大事
英語力を身につけたいならば、そもそも「母国語」での理解力と表現力を高めておくことがとても大事です。
私達は、母国語を使って生活していますが、誰もが母国語での理解や表現が得意なわけではありません。
母国語で理解したり表現することがあまり得意でない人は、外国語になれば、それはもっと上手くいかないことでしょう。
「理解力」と「表現力」は、学生が学校での授業を理解したり、予習や復習や試験勉強などをする際に訳に立つだけでなく、普段のプライベートにおいて、人とのコミュニケーションの際にも役に立ちます。さらに、大人になってから、どんな仕事をする上でも、「理解力」と「表現力」は必要不可欠となります。
「日本語のショートストーリーを要約する」という行為は、日本語(母国語)での理解力や表現力を高めるためのトレーニングにうってつけです。
日本語での理解力と表現力を高め、そこからさらに「外国語での理解力と表現力」を高めていきましょう。
【指導教師】
指導にあたる教師は、かつて出版社にて編集・校正の仕事をしていた経歴を持っています。プロの編集者ならではの厳しい目で、本校の生徒達が書いてくるショートストーリーの要約が、正しく、かつ分かり易い日本語となっているかをチェックしていきます。
【レッスン時間】
前述の通り、「日本語のショートストーリーの要約添削」にかける時間は「10分」です。
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