人の精神状態に大きな影響を及ぼす「オーバーワーク」。

あまりにこの状態が慢性的に続いてしまうと、いつしか取り返しのつかない事態になりかねません。

そうなる前に、できる限りの対策を自分で取るようにしましょう。

さあ、今日も一緒に考えてみましょう。

 

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オーバーワーク、というのは、「過度の仕事」のことです。

この状態を悪化させないようにするには、これ以上、仕事を増やさないように予防線を張ることも大切です。

つまり、新しい仕事を「断る」ということがとても大事です。

しかし「断る」ということは、多くの人にとって楽ではありません。

そもそも「断る」という選択肢が与えられていないこともあることでしょう。

組織の中で働いていれば、「断る=会社を辞める」ということを意味するようなギリギリの状態の時もあります。

あるいは、自分が断ってしまったら他の誰かがとても困ることになる、という場合も断るのが難しいでしょう。

「断る」ということは、そう簡単ではありません。

しかし、自分自身が既に「オーバーワーク」の状態となっているとしたなら、「断りづらいから引き受ける」というのは極力避けるべきです。

では、どうやって断れば良いでしょうか?

一番やってはいけないのは、何も理由を言わずに単に「お引き受けできません」と伝えてしまうことです。

いきなり「できません」では、相手も納得しませんね。

引き受けることが難しい時には、ある程度、状況の説明と理由を相手に伝えてあげれば、相手の受け取り方もだいぶ違ってきます。

「大変申し訳ありませんが、今、他の業務で手一杯の状況です。お引き受けできるとしたならば、○月×日まで、時間の猶予を頂きたく存じますが、いかがでしょうか?」

というように、まずは「今すぐにはできない」という旨を伝えるのも手です。

「できません」と言うのではなく、「時間を頂けるならばできる」と伝えるのです。

正直に「今はできない」と伝えることは、自分にとって良いだけでなく、相手にとっても良いことになります。

仮に、自分が手一杯の状態で仕事を引き受けてしまい、その結果、締切に間に合わなかったり、あるいは慌ててやってミスだらけとなってしまったりしては、相手に迷惑がかかることになります。

オーバーワークの悪循環に陥ってしまっている人の中には、「断る」ということをあまり上手にできていない人が結構たくさんいるかもしれませんね。

「断る」には勇気が要りますが、「今はできない」と正直に相手に伝えた方が良い場面がきっとあります。

是非、勇気を持って、気持ちを込めて「断る」ということを実践してみましょう。

 

<つづく>