「馬鹿な」や「愚かな」は、英語では「stupid」「foolish」「silly」「absurd」「ridiculous」「dull」「crazy」「insane」という言葉で表現されます。
「stupid」は、一般に「馬鹿な」や「頭の悪い」や「まぬけな」の意味で使われます。日常的に使われる頻度が一方で、悪態をつくように強い語調で表現されることもあります。「人」だけでなく、人をイライラさせる「物」に対しても使われます。
「foolish」は、「fool(愚か者)」という名詞が形容詞となったもので、「愚か者っぽい」や「馬鹿者っぽい」という意味で使われます。「foolish」の反対語は「wise(賢い)」です。
「silly」は、元々は「幸せな」という意味でしたが、それが転じて「愚かな」という負のイメージの語として使われるようになりました。「silly」は「foolish」よりも口語的な表現です。
「absurd」は、「不条理な」や「常識などに反する」という意味から「馬鹿げた」の意を表すようになりました。「absurd」は堅い言葉で、日常会話ではあまり頻繁には使われません。
「ridiculous」は、「納得できない」や「不合理である」という意味から「馬鹿げた」の意を表すようになった語で、「absurd」と似ています。ただ、「absurd」よりも「ridiculous」の方が日常的に使われる頻度は高いようです。
「dull」は、「感覚がにぶい」という意味から「馬鹿な」という意となりました。これに似た言葉で、「dumb」という言葉があります。「dumb」は本来「口のきけない」や「しゃべることができない」という意味であり、元々「身体的な不具合」を表す言葉なのですが、これが転じて人を侮辱する際にも使われるようになりました。従って、この言葉を「他人」が使うのを見たり聞いたりした時には「理解する」にとどめ、本来の意味でどうしても使う必要がある場合を除いては、自らこれらの言葉を「馬鹿な」の意で使うことは避けるようにしましょう。
「crazy」は、「狂っている」の意から「馬鹿げた」の意となったものです。
「insane」は、「まともではない」や「正気ではない」の意から「馬鹿げた」の意となったものです。これの反対語は「sane」であり、これは「正気の」や「考え方が健全な」といった意味を表します。