「伝える力」というのは、「力」という言葉としてよく認識されますが、本当は「力」というよりも「技術」なのではないかと思います。
人に何かを伝えるには、「言葉」が使われます。
そして、「言葉」というものは、練習によって上手に使えるようになるものです。
幼い子供は、言葉の扱いがたいてい下手ですが、それは「練習不足」だからです。
成長し、言葉を使う練習をしていくうちに、だんだん上手に伝えられるようになります。
しかし、ある程度の年齢となり、大人になっても、言葉の扱いが下手なままの人もいます。
そういう人は、きっと、これまで「言葉を使う練習」を十分に行ってこなかったのかもしれません。
実際、本校に通う生徒達の中には、「伝える力が弱い」という人がかなりの割合でいます。
小学生はまだしも、中学生、高校生、あるいは大学生や社会人であっても、「伝える力が弱い」という人は割りとたくさんいます。
しかも、「自分は伝える力が弱い」という自覚すらない、という人もいます。
なぜそうなのか?
今日はとりあえずここまでにします。
続きはまた次回。
<つづく>
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