<前回の続き>
(「子供向けの英語教育について」の過去記事一覧はこちら。)
子供、特に小学校に上がる前の幼児に対し、「早期の英語学習をしなくては!」と力を入れている母親たちや父親たち。
単に「脳が柔らかい幼児のうちに」というのが理由だとしたら、一度冷静になって考え直すと良いと思います。
どのようなことも「継続しなければ意味がない」と言えます。
また、幼児の時に「apple」だとか「dog」だとか、そんな「単語」を上手に発音できたくらいでは、大人になって英語が使えるようになるかどうかは全く分かりません。
子供(幼児)に英語を習わせるならば、その前に、「大人になってから自力で英語を学ぶための力」をつけさせてあげる方がよほど意味があると思います。
では、「大人になってから自力で英語を学ぶための力」とは何でしょうか?
<アメブロからの続きはここから>
前回までに、「大人になってから自力で英語を学ぶための力」について、以下のようなことを挙げました。
1. 文法を理解するための「考える力」を鍛えるべき。
2. 自分の発音を調整できるようにするため、「音感」を鍛えるべき。
3. 自分の考えを、人に適切に「伝える力」を鍛えるべき。
これらの力を鍛えるように小さな頃から練習を繰り返していけば、大人になってから自力で英語を学ぶ際にも大いに役に立ちます。
「1. 考える力」に関して言えば、大人が子供に「質問をする」ということが効果的です。
人は「問われた時に考える」のですから、大人が子供に質問することで、「考える」ための機会を増やしてやるということです。
「2. 音感」に関して言えば、「歌」や「ダンス」など、「音」と「身体」を使ったことが効果的です。
「歌」は自分の声を調整するのに役に立ちますし、「ダンス」はリズム感を鍛えるのに役に立ちます。
そして「3. 伝える力」に関しては、まずはたくさんの本を読み、そしてたくさんの文を書くという練習をすれば良いということです。
例えば、「日記を書く」とか、「今日の出来事を3分間で話す」とか、「文を作る」ということを練習できるよう、日常的に家族全体で協力するのです。
「文を作る」という練習は、大人にとっても役に立ちます。
仕事などで「人に自分の考えを伝える」という能力はとても重要ですね。
大人も子供も一緒に「文を作り、人に自分の考えを伝える」ということをたくさん練習すべきと思います。
「自力で英語を学ぶための力」が身についているならば、大人になってから英語を学び始めても大丈夫です。
逆に言えば、「考える力」も弱く、「音感」も弱く、「伝える力」も弱かったとしたら、いくら子供の頃から英語を学ばせたとしても、十分な力はつかないのではないでしょうか。
「英語」はコミュニケーションのためのツールに過ぎないのですから、「考える力」と「音感」と「伝える力」と一緒でないと「英語力」というものは結局は使えないということになります。
小学校に上がる前の幼児に英語を学ばせる前に、もっと大切なことがないのか、大人達が色々な角度からしっかり考えなくてはなりません。
<続く>
本校では、「英語」だけでなく、「考える力」と「音感」と「伝える力」を鍛えるようなレッスンも同時に行っております。
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