<またまた昨日の続き>

こういう内容は本当は「ブログテーマ」を作成して、そこで扱った方が良かったかな、と今更ながら思うのですが、まあ、勢いがついてきちゃったので、このまま書くことにしようっと。

さて、昨日は私(久末)がこれまで、どのように「英作文」というものを実践してきたかについてご紹介しました。

英語圏の国で生活することによるメリットは、もちろん、「たくさんの数の英作文を(半強制的に)こなす」という環境に自分の身を置くことができるという点です。

一日に数千もの英文を作る練習をすれば、そりゃあ、程度の差はあれ、たいてい誰だってコミュニケーションは上達することでしょう。

しかし、メリットがあるものには必ず「デメリット」もあります。

一日に数千もの英文を作って人に伝える、ということを実践するのは、生活の中ではもっぱら「口頭」となります。

そして、一日に数千もの英文を作るとなると、1つ1つが「きちんと通じたかどうか」まで確認しなくても、「全体でなんとか通じれば良い」という程度で済ませることができます。

いや、逆に言えば、「1つ1つ」を確認していくことが「できない」とも言えます。

どんなことでも、数が増えていくと「チェックが難しくなる」というデメリットが発生します。

英作文の場合も同じで、数が増えていくことで、逆に「1つ1つのチェック」が緩くなる、というデメリットがあると言えます。

しかも、それだけの数を「口頭」で伝えるとなると、「後で確認する」ということすら困難になります。

「口頭」ではなく、「文書」に残しておくならば、「後で確認する」ということも可能でしょう。

しかし、「生活」という場面で英語を使っていると、どうしても「口頭」にならざるを得ず、そのことによって「1つ1つをチェックする」「後で確認する」ということができなくなってしまうのです。

英語圏での生活が長いからと言って、「きちんとした英文を作ることができる」とは限りません。

私がこれまで出会ってきた人達の中にも、海外生活が長く、日常的に英語を使っているにも関わらず、「きちんとした英文を作ることができない」という人が結構たくさんいます。

ところが、逆に「あまり海外で生活した経験はない」という人が、わりときちんとした英文を作る、というケースに遭遇することは稀ではありません。

日本にいるからこそ、「口頭で大量に伝える必要性」というものがないからこそ、1つ1つの英作文をきちんと丁寧に実践していくという練習が可能となるのです。

私自身を振り返ってみても、やはり高校時代にたった10ヵ月ほど滞在した程度の海外生活では、「おおざっぱなコミュニケーション能力」しか身につかなかったように思います。

もちろん、「発音」が鍛えられたり、「おおざっぱでも瞬発力のある反応」ができるようになったり、というメリットは日本ではなかなか得られない、かけがえのないものだったと思います。

それでも、私が今、大人に英語を教えたり、あるいは国際会議に関係した仕事で英語を使ったりする際に自分で作る英文は、どれも「日本に帰ってきてから地道に続けた英作文」の練習のたまものであると思っています。

このブログを読んでいる人は、おそらく、大半は日本国内にいらっしゃることでしょう。

日本にいるから、と諦めないで、地道に、日々の生活の中に英語を取り入れていくという努力こそが、その人の英語力を高めてくれるのだと、私は強く思います。

是非、実践してみてください!

さて、英作文に関しては、まだあと1つ、お伝えしたいことがあります。
なので、続きはまた明日。どうぞお楽しみに!

<続く>

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