英語の勉強をはじめ、「苦手なこと」を克服していくにはどうすれば良いのか、あれこれと考えていくこのコーナー。
これまでも色々とご紹介してきましたが、今日ご紹介する内容は、もしかしたら最も重要な観点の1つと言えるかもしれません。
「苦手」を克服するために必要なこと。
それは、「自分ならばできる!」と信じることではないでしょうか。
「苦手」なことに直面し、それを克服しようと取り組んでみても、実際にやってみるとあまりの難しさに心が折れそうになってしまうことってありますね。
そういう瞬間に自分を奮い立たせるのは、「自分ならばできる!」と自分に言い聞かせることです。
私はこのことをよく生徒達にも話します。
自分で自分のことを「できる!」と信じられないならば、仮にどんなに克服できる能力を持っていたとしても、きっと克服することはできないでしょう。
特に、「他の人ができていること」ならば、たいていは「自分にもできる」はずです。
例えば、英語の発音の1つに「wu」というものがあります。
これは日本語ではまず使われない発音なので、日本人はたいてい誰もが、最初はうまく発音できません。
しかし、世界を見渡せば、英語圏の人達は間違いなくこの発音ができます。
「同じ人間」である以上、英語圏の人だけにできて、日本人にできない、などということはありません。
日本人だって、アメリカで生まれ育てば「wu」の発音ができるようになることでしょう。
そう考えれば、「同じ人間なのだから、自分にだってできる!」と言えますね。
大切なのは「自分ならばできる!」と信じることです。
そしてその根拠として、「同じ人間なのだから」ということを考えてみると良いと思います。
身体能力的な問題、健康上の問題があるのでない限り、たいていのことは「できる」はずなのです。
「人類で誰もそのことができるようになった人はいない」ということに取り組もうとしているなら話は別ですが、ここで扱っている「苦手なこと」というのはたいてい「他の人がやれていること」のはずですね。
・自分にもできるはず!
・自分ならばできるはず!
そう信じる人だけが、本当にできるようになるまでのスタートラインに立てるのです。
何か「苦手なこと」に取り組んでいて、心がくじけそうになった時には、「自分ならばできるはず!」と自分に言い聞かせてみてはいかがでしょうか?