前々回に説明しましたが、「一般動詞の現在形」というのは、基本的には「原形と同じ形」です。

「原形と同じ形」という言い方は、つまり、「現在形と原形は、別の物である」ということです。

「I play the guitar.」という文において、「play」という部分は「一般動詞の現在形」と言えますが、これは「原形と同じ形」なのであって、「原形」ではありません

「一般動詞の現在形」というのは、基本的には「原形と同じ形」ということになるのです。

 

しかし、同じ「一般動詞の現在形」でも、「原形とは違う形」になることがあります。

それは、「三単現」という条件が揃った場合の話です。

「三単現」というのは、以下の3つが揃った条件のことです。

▲三単現の条件1:「主語」が「人称」である。
▲三単現の条件2:「主語」が「数」である。
▲三単現の条件3:「話の内容」が「在」である。

そして、この「三単現」の条件が揃った場合には、「一般動詞の現在形」は「原形と同じ形」ではなく、「原形の語尾に『-s』や『-es』がついた形」となるのです。

例えば、「I play the guitar.」という文という文の場合、「主語」は「I」ですね。

「I」は「一人称・単数」ですから、上記の「三単現」の条件が崩れています。

なので、「play」という一般動詞の部分は、「原形と同じ形」のままで「現在形」になっているのです。

ところが、「I」の部分が「He」に置き換わったらどうでしょう?

「He」というのは「三人称・単数」ですから、これに「話の内容が現在である」という条件が揃えば「三単現」の条件が揃うことになります。

その場合、「He   play   the guitar .」ではなく、「He   plays   the guitar .」というように「play」が「plays」という形に変化します。

つまり、「一般動詞の現在形」というのは、三単現の条件が揃っていない場合は「原形と同じ形」となり、三単現の条件が揃っている場合は「原形の語尾に『-ed』や『-d』がついた形」となる、ということです。

 

 

>>>「027」へ進む(2018年6月22日(金)更新予定)