日本語では「カタカナ」で表示されながら、そのままでは「英単語」として認識されない言葉があります。

それをご紹介していくシリーズです。
(これまでの記事一覧はこちら。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
296:「アパレル」

「衣服」や「衣装」を扱う業界のことを一般に「アパレル」と言いますね。

これは英語から来ている言葉ですが、日本語のカタカナのままだと通じない可能性もあります。

さあ、今日も一緒に勉強しましょう!

 

<アメブロからの続きはここから>

 

「アパレル」という言葉は、英語では「apparel」というスペルで表現されます。

「apparel」の発音記号は[əpǽrəl]となります。

毎度のことながら、大事なのは「アクセント」です。

この単語では、最初の「a」のスペルの部分と、最後の「re」の部分にはアクセントが置かれていません。

そして、「ppa」の部分にはアクセントが置かれています。

アクセントが置かれていない部分の発音記号は[ə]となっていますが、これは、日本語の「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」が弱くなった音である、と認識しておくと良いでしょう。

最初の「a」のスペルに対応している[ə]の記号は、「a」というスペルが、ローマ字読みにした時に「ア」となるので、「ア」を弱くした音で発音すると良いです。

また、最後の「re」の部分の[ə]の記号は、「e」というスペルが、ローマ字読みにした時に「エ」となるので、「エ」を弱くした音で発音すると良いのです。

そうすると、「apparel」の発音を無理矢理カタカナで書こうとすると、「アパァレル」という感じになるのですが、実際は、「パァ」というアクセントの部分だけが強く、高く、ハッキリ聞こえるだけで、最初の「ア」と最後の「レ」の部分はかなり弱く、低く聞こえます。

さらに言えば、最後の「L」の部分は、「ル」というよりは、「ウ」に近い音になります。

さらにさらに、「re」のスペルの部分は「R」ですから、日本語の「レ」という感じで発音するのではなく、「舌先」をどこにも触れないようにし、「舌の両サイド」と「上の奥歯の内側」を使って「レ」と発音するようにしましょう。

また、アクセントが置かれた「ppa」の部分は、[æ]という記号となっていますので、少し長めに、やや「エ」の音が入った感じで発するようにすると良いでしょう。

おそらく、「apparel」という単語の実際の発音の印象は、カタカナで「アパレル」と発音する場合とだいぶ違っていることと思います。

是非覚えておいてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さあ、いかがでしたか?
またランダムでお届けしますので、次回をどうぞお楽しみに!

(これまでの記事一覧はこちら。)

 


 

本校では、1つ1つの「発音」を丁寧に指導しています。

キレイな発音を身につけたい人、あるいは発音の上達に苦しんでいる人は、どうぞお気軽にご相談ください。